MC:続いて、先ほど柄本さんもおっしゃいましたけれども、主人公のお母さん役・爆発する母、尾野さんです。
尾野:爆発する尾野真千子です(笑)。爆発しました(笑)。とてもユニークな映画ですので、どうぞ楽しんで最後までご覧ください。
MC:ありがとうございます。続いて、原作者の末井さん。自分の原作が映画になってどうでしたか?
末井:おもしろいですね。2時間18分の長い映画なんですけど、全然飽きないですから。僕は飽きなかった。僕、3回も観てるんですけど(笑)、3回観ても飽きないというか、だから皆さんに何回も何回も観てほしいと思います。熱量の高い映画だし、ここに登場の女優さんたちは素晴らしい演技だし、悪いところはないですね(笑)。
MC:ありがとうございました。原作者の末井さんもおっしゃいましたが、私もお世辞じゃなくて、この映画を観て2時間18分という感じはありませんでしたね。おもしろい映画でした。それでは最後に冨永監督、お願いします。
冨永:今日はご来場ありがとうございます。冨永と申します。末井さんに映画化させてくださいというお話をしたのは5年ぐらい前なんですよね。
末井:もっと前ですよ!7、8年前です(笑)。
冨永:そのさらに5年ぐらい前に初めて末井さんのご本を手に取って読んで、2、3回立て続けに読んで「これ、絶対に映画化しよう」と。人に映画化されたらまずいので、早くやろう、早くやろうと思っていたんですけど、そこから7、8年経ってようやくこの日を迎えられました。非常に感無量すぎて、普段も映画を作るとこういう機会をいただくんですけれども、今回が一番嬉しいです。たくさんの人に観ていただきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
MC:それでは、これからいろいろお話を伺っていきたいと思います。女優陣の皆さんは、実は共演する場面が全くないんですよね。だから、今日ここで3人が会うのが初めてなんですよね。柄本さんには、各女優さんと共演した感想を伺いたいです。まずは、奥さん役の前田さん。
柄本:僕は初めてお芝居をさせていただいて、前も雑誌なり何なり、そういう取材の中でも何度か言っているのですが、“僕のあっちゃん”、“私のあっちゃん”にしたくなるような魅力のある人なんだなと思いました。やっぱり、他の作品に出ているあっちゃんを観て「違う!僕はこんなあっちゃんにしたいんだ」と思わせる、そういう魅力的な女優さんなんだなと思いました。色気を漂わせた白いキャンバスみたいな感じですね。
前田:いいキャッチフレーズをつけてもらいましたね(笑)。嬉しいです。
MC:柄本さんとの夫婦役は、現場ではどうでしたか?
前田:私も撮影日数自体はすごく少なかったですよね。
柄本:2日とかじゃない?2日半とか。
前田:2日は言いすぎなのかな?何日だろう?
三浦:そんなに少なかったでしたっけ?前田さんが一番多いはずです。
MC:この映画は1週間くらいで作ったみたいに思われちゃう(笑)。
前田:(笑)。