伝説のカルチャー・エロ雑誌の編集長・末井昭の自伝的エッセイ「素敵なダイナマイトスキャンダル」(ちくま文庫刊)を、柄本佑を主演に迎え、冨永昌敬監督が映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が3月17日より全国ロードショーとなる。本作の東京プレミア上映会舞台挨拶がテアトル新宿で行なわれ、キャストの柄本佑、前田敦子、三浦透子、尾野真千子、原作者の末井昭、監督の冨永昌敬が登壇した。今回は本イベントの模様を全文掲載でお届けする。
MC:本日は『素敵なダイナマイトスキャンダル』東京プレミア上映にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。それでは、早速舞台挨拶を行います。ご登場いただきましょう。本作で、主人公の末井昭を演じた柄本佑さん、妻・牧子を演じた前田敦子さん、編集部の新人・笛子を演じた三浦透子さん、爆発する母・富子を演じた尾野真千子さん、本作を監督した冨永昌敬監督、そして原作者の末井昭さんでございます。
それでは早速、皆さんにご挨拶をいただきたいのですが、まずは柄本さん、この映画にかける意気込みをお願いします。
柄本:かける意気込み…もう出来上がってしまったものなのであれですけど(笑)。観ていただければわかると思います(笑)。ただ、皆さんは数少ない映画を観られた方なので、非常に責任が重大です。というのは、言っていただかないとやっぱりよくないので、おもしろいと思った方は、先にこんなことを言うのもあれですけど(笑)、皆さん、宣伝をよろしくお願いします。今日はよろしくお願いします。
MC:続いて、奥さん役の前田さん。
前田:こんにちは。末井さんの奥さん・牧子を演じました前田敦子です。今から観ていただくんですよね。何を言ったらいいでしょうねぇ(笑)。
柄本:とりあえず、この人(尾野)は爆発します(笑)。
前田:そうですね!(笑)。そこからいろいろ爆発していきますね(笑)。
MC:映画を観たご自身の感想はどうですか?
前田:佑さんがすごくぴったりだなぁと思いました。ぜひ楽しんで帰ってください。
MC:続いては、恋人役の三浦さん。
三浦:笛子を演じました、三浦透子です。よろしくお願いします。何でしたっけ、意気込みですか?
MC:意気込みでもいいですし、ネタバレしない程度のこの映画を観た感想でもいいですよ。
三浦:笛子さんのシーンはネタバレしないとしゃべれないですよね(笑)。
柄本:そうだね。愛人っていうのもネタバレだしね!(笑)。
三浦:「電波な愛人」まで書いてありますね。
前田:電波な愛人?
柄本:「電波の愛人?」っていった時のあなた(前田)の顔、すごかったね!(笑)。すっごいぽかんとした顔してたよ(笑)。
三浦:本を最初にいただいた時から画になるのが楽しみだなぁと思って見ていたので、私もいち視聴者として、完成したものが観られてすごく嬉しいなぁと思っています。皆さんに観ていただけるのもすごく楽しみです。よろしくお願いします。