MC：作間さんは、本作が俳優として2作目で、横浜流星さんにいろいろとお話されたと聞きましたけど？
作間：夜中の撮影があって、僕はてっぺん越える前ぐらいに終わったんですけど、現場自体は明け方まで続くみたいな日で、始発の新幹線で帰らなければいけなかったので、寝るのももったいないなあと思って、撮影現場に残らせてもらったんです。ずっと見てたんですけど、とてもシリアスなシーンだったので、べらべら話すわけにもいかず、撮影を見ているだけって感じだったんですけど、黒木さんが言っていた通り、集中力がすごいんです。何時間もシリアスなシーンを撮ってるんですけど、終わるまで全然弱音を吐くこともなく、ずっときちんとした顔でやってらっしゃるので、すごいなあと思いましたね。一回ちょっと監督からアプローチしていただいて、ストーブの前で話したりしましたね。
横浜：しましたね。どんな話したっけ？でもたわいない話だったよね。
作間：最近どう？みたいな話をしましたね（笑）。かなり寒かった日だったのは覚えてるんですけど…。
MC：横浜さんは、共演されていかがでしたか？
横浜：彼は実直で、その撮影が朝5時までだったんですけど、ずっと現場に残ってくれて。本当に作品に対する真っ直ぐな姿勢を見て、すごく好感を持ちましたね。これからもっとやって欲しいですね、お芝居。2作目というのが意外だなっていう。すごく堂々としていて。
作間：いやいや…（笑）。でも、2作目の舞台挨拶で、まさかＴＯＨＯシネマズ 六本木ヒルズのスクリーン7に立つとは思ってもいなかったです。昨日もちょうど（客席を指差して）あの辺で観てたんで。舞台側に来るとは思わなかったです（笑）。
横浜：ぜひこちら側に（笑）。
作間：がんばります（笑）。
MC：黒木さんはお姉ちゃん役でしたけど、どうでしたか？
黒木：本当にすごいいい子で、作間くんが。お菓子を作るのがすごい得意で、作ったのを写真で見せてもらったんですけど、お店に出してもいいぐらいのやつだったんですよ。
古田：なんで俺には見せてくれないの？
作間：いやいや（笑）。それは、いい子にしますよね。こんなすごい方々がいらっしゃったら。
MC：差し入れはできずに？
作間：いやいや、そんな恐れ多いです（笑）。
MC：ありがとうございます。さて、横浜さんと奥平さんと作間さんが演じる三人ですが、現代の若者の姿が投影されている気がするんですね。で、それぞれ皆さん、自分の役とか、どんな若者を投影しながら演じたのかを聞いてみたいと思います。奥平さんから教えてもらっていいですか？
奥平：物語のネタバレになっちゃいそうで怖いんですけど、物語が進んでいくにつれ、登場人物がみんな成長するというか、前に進んで行く人もいれば、いろんな道に進んで行く人もいるんですけど、3人ともそれぞれ違う道というか、また違った風に見えるっていうのが面白いなって思って。作間くんの役と比較しながら観ていて、若い子にしかない感覚をちゃんとお芝居で消化してるっていうのが見えて、僕もまだ若いですけど、めちゃくちゃ面白かったですし、具体的に言葉にするのが難しいですけど、自分を表に出したりする行為だったりとかいうのってすごい難しいと思うんですけど、そういうのを若い人たちから見られるっていうのが、面白いところだなって思ってました。
作間：僕が演じさせていただいた恵一というキャラクターがすごいピュアな子で、年相応というよりかは、ちょっと幼い精神を持つ子で、社会的に色々ね、自分の思う事を捻じ曲げなきゃいけなかったりすることもあるかもしれないんですけど、それでも自分が思い続けることをひたすら続けるっていうのも、意外と大事なことなのかなって思いながら、このキャラクターを見て、そういうふうに思って頂けたらなあって思いながらやりましたね。
横浜：優は美咲と会うまでは、村八分になって、感情を捨てて、ゾンビのように日々過ごしてるんですけど。優にとって、それは日常なので、可哀想な人間にならないようにっていうのは意識してて。会社とか学校とか、そういうコミュニティーに属している人なら、共感できることはあるんじゃないかなって思いながら優として生きてました。
MC：監督、見事な俳優の方々をキャスティングされたなと思いますが、どうでしたか？
藤井：非常に満足しておりますし、楽しかったですね。単純に毎日が流星演じる優以外の、毎日お芝居する俳優が違う度に、みんなが映画を進めていってくれるというか、みんながいろんな表情してくれることがすごい個人的に楽しくて。すごい遠いところでずっと撮影してたんですけど、なんかそれも全然苦にならず。満足する一カ月間を過ごせました。
MC：ありがとうございます。さて、もうすぐ3月が終わるんですね。そして4月を迎えます。新成人の方、たくさんいらっしゃると思うんです。そしてこの映画って、新社会人の方とか新成人の人とか新しい場所に行く人も、もしかしたらこの映画に何か感じるところがあるんじゃないかなと思うんですね。そこで皆さんに、新成人の方、新社会人の方、新しいところに行く方に向けて人間関係ですとかアドバイスをいただければと思います。誰から行きますか？先輩の古田さんから行きますか？
古田：作間が新成人で、奥平が19歳だもんな。仕事してるから新社会人でもないもんなぁ。だから2人に対しては何も言うことがありません。そのまま邁進してください（笑）。新年度、「よし、やるぞ」って思っている人はやったらいいし、まあ日常が一番正しいので。そんなに気張らず、肩肘張らず、いつも通り、頑張ることは猿でも出来るんだから、頑張りましょうと。頑張ってください。皆さん。
奥平：僕も新生活とか経験したことないから、ちょっとね、どういうふうに頑張ればいいか分かんないですけど、それでも頑張れるんだったら頑張りたいなと思いますね。
MC：作間さんはいかがですか？
作間：来ましたね（笑）。おっしゃる通り何があるか分かんないので、元気が一番ですかね。元気でいてくださいっていう感じですかね。
MC：元気の秘訣はありますか？
作間：元気の秘訣ですか…？
古田：よく寝るだろ？
作間：よく寝るです（笑）。よく寝てください。健康が一番で、まずは健康状態を良くすること、それからですかね。
