MC:では続いて、志尊さん、お願いします。
志尊:僕も個人的なことなんですけど、「お馬ラブ」がとまらない。僕、馬が大好きでして、きっかけは競走馬が走ってるドキュメンタリーを見てからなったんですけども。そこから最近、競走馬のルーツであったりとか、血統であったりとか、いろんなところを探るのがちょっと趣味になってきまして。馬をずっと見ていますっていう報告でした(笑)。すいません。
MC:田中さんはこれについてどんな風に感じてらっしゃるんですか?
吉田:これ、本当にそのまま(の意味で)取っていいの?このまんま?裏はないの?
田中:どういうことですか?(笑)。
志尊:裏はないです(笑)。鋼太郎さん、このまんまでございます(笑)。
田中:次行きましょう、次。
MC:次いきましょうか。では続いて、沢村さん、お願いします。
沢村:僕はさっきも言ったんですけど、役作りが大変で、役がなかなか抜けなくて、「おかずクラブ」がとまらなくなっちゃってました。
(会場爆笑)
田中:役の研究のために見てたらっていうね。すげーフリだったんですね、さっきの!
沢村:角野卓造じゃねぇよ!
田中:…え?分かんない分かんない。どういうこと?どういうこと?
沢村:ちょっと、さっきからずっと間違えてんだけど、誰もツッコまないんですね!「クソがっ!」っていうのも違う人でしょ?!
田中:はい。(ガンバレルーヤの)よしこさんですよね。
沢村:誰もツッコまないんだと思って!
田中:でも映画で言ってたじゃないですか、「クソがっ!」って。
沢村:あ!映画で言ってた!?あ、じゃあその台詞だ!
(会場爆笑)
沢村:僕はゆいPの役だとアカデミー賞助演女優賞をとれると思います。
田中:そうですね…。沢村さんがゆいPやってたら世界出れると思いますよ。
MC:ありがとうございます(笑)。続きまして、林さん、お願いします。
林:非常に出しづらいのですが…。「感謝」がとまらない。
(会場拍手)
林:ちょっと、ガラにもなく真面目に書きましたが…。はい…。
吉田:説明しないの!?
児嶋:もうちょっと教えて。
林:えっとですね!ちょっと真面目に話します。圭くんもさっきおっしゃっていたんですけども、本当にファンの皆様あっての作品だと思うので。一般募集でエキストラに参加していただいたりだとか、連続ドラマからここまで応援していただいて、僕も感謝の思いがいっぱいあるのと、『おっさんずラブ』に携わった1年間で僕自身もすごいいろんな変化がありましたし、この作品をきっかけに自分を多くの人に知っていただいたっていう実感もあって、えー…。(腕時計で時間をチェックするふりをした吉田に対して)ちょっと待ってください(笑)。
田中:いいんですよ!今、みんな一生懸命「頑張れ!」って思いながら聞いてるからいいんですよ!
林:落ち着いて話そうと思います。ええと、どこまで話しましたっけ?自分の頑張り以上に、圭くんも言ってましたけど、ご褒美のような経験をいっぱいさせていただいて、『おっさんずラブ』には感謝してもしきれないという意味で書かせていただきました。ありがとうございました。
MC:ありがとうございます。続いて、吉田さんお願いします。
吉田:これはもう本当にヨイショでもお世辞でもございません。「田中圭」がとまらない。
(会場拍手)
田中:ありがとうございます。
吉田:思い起こせば3年前、単発でこのドラマが始まりまして、年末の3本立てスペシャルドラマ的な枠でやって。僕、オンエアを家で観てたんですよ。いろんな番組がやってたんですけど、「結構面白いじゃない」と思って、当時まだエゴサって言葉を知りませんでしたけども、エゴサをしてみたら、ものすごい数の「面白かった」っていう反響が入ってたんですよ。それが次の日も、その次の日も続いて、そういうことって意外とドラマをやってきてそこまでの評判っていうのはなかったんですよ。「なんだかちょっとすごいなコレ」と思っていて、そしたら連ドラになって、先ほどもおっしゃってましたけども、Twitterのトレンドで世界1位になったり、「社会現象を巻き起こした」と言われたり、いろんなことになって、そして今なんですよね。映画になって、この仕事に携わっている者としては夢のような段階を踏んでいるわけですね。その中心に田中圭がいるわけでございます。寅さん、『男はつらいよ』っていう映画ありますよね。ご存知ですか?たくさんのシリーズになって、何話も制作されている。渥美清さんが寅さんを演じていらっしゃるんですけど、もう亡くなってしまいまして、寅さんの映画は撮れないんですね。全国の人たちから愛された映画で、ひょっとしたら、この田中圭が寅さんの代わりになってくれるのではないかと、僕は本当に思っているわけです。これがどんどん、映画が1話、2話、3話、4話と続いていって…(会場拍手)ね?寅さんという映画は、寅さんが誰かを好きになってフラれる映画なんですけれども、逆ですね。圭がいろんな人から好きになられるっていうパターンで、ぜひ田中圭の代表作にしてもらって、圭がずっとこの役を演じていってくれたらいいなと、そういう意味で田中圭はとまらないし、とまってほしくないと思っております。で、僕もついでにずっと出させてもらう(笑)。「田中圭」がとまらない!!
田中:ありがとうございます。
MC:ありがとうございました。それでは、田中圭さん、お願いいたします。
田中:先に出します。僕は「おっさんずラブ」がとまらない、にしたんです。これはみんながもうちょっとボケ倒してくると思っていて。最後、僕、笑いにいかないほうがいいですよねっていうなかからの、「じゃあ真面目に最後これにします」って言ったら、特に前二人が…結果、俺がちょっとすべったみたいになってあれなんですけれども(笑)。先ほども言ったんですけども、今日から『劇場版おっさんずラブ』が僕たちの手を完全に離れて皆さんのところにいきました。これから明日、明後日、今日からずっといくので、僕らができることは本当に何もなくて、それでも皆さんの手で『おっさんずラブ』をどんどん、より大切な作品にしてほしいなという思いを込めたのもありますし、今日でこのメンバーでやれる『おっさんずラブ』が、オフィシャルでこのみんなに会えるのが今日が最後なんですよ。でも、撮影終わってから映画化が決まって、映画の撮影中も、映画の撮影が終わってからも、プロモーションも全部、みんなでプライベートも共有しながら一緒の作品をやってきて、『おっさんずラブ』がくれたものって、それぞれ立場だったり、いろんなものをくれたと思うんですけど、まず僕らにこういう仲間を与えてくれたというのも僕はすごく嬉しくて、きっとここに一緒にいるキャストだけじゃなくて、スタッフさんたちともこれからもずっとお仕事をしていきたいなぁと思っているし、また会えるなぁっていう大切な仲間をくれたのも『おっさんずラブ』ですし。もちろん、皆さんの中には『おっさんずラブ』の世界に出会えて本当に良かったって思ってくれる人たちがたくさんいることを僕は知っていますし、そういう人たちにとって、この作品がずっと心の、大きなことをいうわけじゃないですけど、一個元気になるとっかかりになって一緒に育ってくれればいいなぁと思うし、僕もわかってないですけど、『おっさんずラブ』がこれからもとまらないのだとしたら、とまらないで、どこまでもいけばいいのになと思っているところもあるので、「おっさんずラブ」がとまらないというふうにしました。
MC:皆様、どうもありがとうございました。そして、ここで残念ながらお時間となってしまいました。全国の皆さん、どうもありがとうございました!
田中:ありがとうございましたー!
MC:以上をもちまして、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』初日舞台挨拶を終了とさせていただきます。皆様、本日はどうもありがとうございました!
『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』
8月23日(金)より全国ロードショー中
監督:瑠東東一郎
脚本:徳尾浩司
音楽:河野伸
主題歌:スキマスイッチ「Revival」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
出演:田中圭 林遣都 内田理央 金子大地 伊藤修子 児嶋一哉 沢村一樹 志尊淳 眞島秀和 大塚寧々 吉田鋼太郎
配給:東宝
【ストーリー】 永遠の愛を誓ったあの日から1年が過ぎ、上海・香港転勤を経て帰国した春田創一(田中圭)。久しぶりに戻ってきた天空不動産第二営業所では、黒澤武蔵(吉田鋼太郎)をはじめ、お馴染みのメンバーが顔を揃え、最近配属された陽気な新入社員・山田ジャスティス(志尊淳)も加わり春田を歓迎する。そんな彼らの前に、天空不動産本社のプロジェクトチーム「Genius7」が突如として現れ、リーダーの狸穴迅(沢村一樹)は、本社で新たに、アジアを巻き込む一大プロジェクトが発足し、第二営業所にもその一翼を担うよう通告する。その隣には、本社に異動しチームの一員となった牧凌太(林遣都)の姿も…。何も知らされておらず動揺する春田だが、本社と営業所の確執が深まるほどに、牧との心の距離も開いてゆく。一方、コンビを組むことになったジャスティスは兄のように春田を慕い、さらには黒澤もある事故がきっかけで突然“記憶喪失”に…!しかも忘れたのは春田の存在のみ。…え、どゆこと?そんな記憶喪失あんの!?混乱する春田をよそに、黒澤は“生まれて初めて”春田と出会い、その胸に電流のような恋心を走らせてしまい…。そんな中、天空不動産を揺るがす前代未聞の大事件が発生!それに巻き込まれた春田にも最大の危機が迫る。果たして、春田の運命は…!?笑って泣けるこの夏最高のエンタテインメント!おっさんたちの愛の頂上決戦<ラブ・バトルロワイアル>が、ついに幕を開ける。
©2019「劇場版おっさんずラブ」製作委員会