MC:素晴らしい関係ですね。有村さんは坂口さんと何度も共演しているそうで、坂口さんにお伺いしたいのですが、本作で改めてご一緒されていかがでしたか?
坂口:作品によって役はもちろん違うんですけど、僕も安心していられるし、架純ちゃんと一緒にお芝居をすることというのは、いい意味ですごく心地よい空気に包まれるというか、シーンを撮っているときとかも、一瞬、瞳子が有村架純さんに見える瞬間もあったりするんですよね。それってなかなかないことで、その瞬間が観られるということは僕としてはすごくありがたいというか、どこか役と本人が重なる部分というか、もちろん瞳子と架純ちゃんは違う人間ではあるんですけど、そういう共鳴性はいつも感じてお芝居を一緒にやらせてもらっています。
MC:ということですけど、有村さん、今のお言葉を聞いていかがですか?
有村:そうですね、3作目ではあるんですけど、実は声のお仕事だったりとか、何度もご一緒する機会が多くてなかなかこんなにも現場でお会いする役者さんもいらっしゃらないですし、私にとってもその度に違う顔を見せてくださる俳優さんだと思っています。彼の人間性がもちろん役にも反映するだろうし、しているものだと思うんですけど、彼が演じるキャラクターはやっぱり繊細な部分もあり、だけどおおらかな部分もあり、どちらの面も兼ね備えているいるような、そういった感じが…。
坂口:そうなんです(笑)。
MC:ありがとうございます。そして知英さんが演じられたハンちゃんは、さまざな国で働きながら、旅をする自由で強い女性なんですけど演じられて共感する部分はありましたか?
知英:ハンちゃんみたいに、かっこよく生きているかどうかは分からないですけど、とにかく私もすごく憧れてしまった女性で、ハンちゃんみたいに生きていたいなと考えてしまったりして、すごく素直な女性でネガティブなことはなにもない人で、正しいことをズバズバっと言って、もしかしたらすごいことを言うなと思うかもしれないけど、ハンちゃんが瞳子の一番近くにいて、正直に素直に言う言葉で2人の関係性だったり、瞳子が勇気をもらったり、そういう役を演じられたことを幸せだなって思っています。