【全起こし】有村架純、恩師の作品で「自分のキャパを超えた」「連続ドラマW そして、生きる」完成披露試写会レポート 全文掲載

MC:ありがとうございます。続きまして瞳子に想いを寄せる高校の後輩、久保真二を演じられました岡山天音さん、お願いします。

岡山:久保真二役を演じました岡山天音です。僕は一話にまだ登場していなくて、二話にも登場していないくて…(笑)。三話からたぶん登場するんですけど、僕もまだそこまでは観られていないのですが、今日は謎のアウェイ感を抱きながら(笑)、いろいろなお話ができたらなと思います。よろしくお願いします。

MC:よろしくお願いします。続きまして本作の監督を務められました月川翔監督、お願いします。

月川:監督の月川です。ありがとうございます。完成披露試写会と銘打たれていながら全体の1/6しかご覧いただけないということに、ちょっともどかしもあり、今日観ていただく映像に出てこない天音くんのような俳優が舞台に立っているのも、初めてのことなので(笑)、なんかもどかしいです(笑)。自分としては五話、六話あたりが結構感情のピークを持っていけているなという手応えもあるので、今日御覧いただいて興味を持っていただけたら最終話までご覧になっていただきたいと思って、今日は第一話だけでも楽しんでいただけたらなと思っております。よろしくお願いします。

MC:今回の脚本の岡田惠和さんとは、さまざまな作品でタッグを組まれ、いろいろな役柄を演じてこられたと思いますが、その中で今回の瞳子の役を演じていかがでしたか?

有村:瞳子を演じるにあたって、ものすごく彼女からの力強さというものを私ももらいながら生きていたんですけど、岡田さんが描いてくださった瞳子という女性は私がこれまで演じてきたことがない女性像ですし、この役柄を精一杯愛することが、岡田さんに感謝を伝えられる形だと思いましたし、その気持を大事に演じさせていただきました。瞳子はすごく男前な性格だけれども、傷つくときは傷つくし、とても人間らしい女性だなと思っていました。彼女を生きるには自分のキャパを超えなければならなかったんですけど、キャストの方やスタッフの方に助けられながら最後まで演じ切ることができました。ありがとうございました。

MC:そんな岡田さんは有村さんについて、「同志であると思っています」とおっしゃっていたようですが、有村さんにとって岡田さんというのはどういった存在ですか?

有村:そんな「同志ですよね」なんて、とても言えないですけど(笑)、でも映画のデビュー作『阪急電車 片道15分の奇跡』という作品から岡田さんとはご一緒させていただいて、デビュー当時からずっと見守っていってくださっている、自分自身を超える作品をプレゼントしてくださる方だとも思っていますし、「ひよっこ」で一年間一緒に戦わせていただいた方だとも思っていますし、言葉ひとつでまとめられないんですけど、岡田さんは恩師のような存在です(笑)。