MC:ありがとうございます、地声で(笑)。後ろの方も聞こえましたかね(笑)。大丈夫ですかね。それでは早速いろんなお話を伺って参りたいと思います。監督、いよいよ初日を迎えまして…。
大九:はい!
MC:大きな声でありがとうございます。豪華なキャストの皆さんが勢ぞろいしたなという印象があるんですけれども、改めまして、今日ご一緒しているキャストの皆さんと作品作りをしていかがでしたか?
大九:いろんなところで取材でお答えさせていただいていますけど、タイトなスケジュールだったり、そういったことのなかでこの映画を撮るとなった時に、私にとってすごく信頼のおける馴染みのある俳優、それから今までずっとご一緒したいなと思っていた俳優、どさくさで、ファンだなとずっと思い続けていた臼田あさ美さん(笑)、私のなかでゴールデンメンバーを揃えまして、一か八か当たってみたら、皆さんスッと集まってくださった夢のような状態になりまして、皆さん、役に心血注いでくださって嬉しく思っています。
MC:監督にとって記念すべきと言いましょうか、満を持してと言いましょうか、完璧な形で作品作りできたということでしょうか。
大九:えぇ!?そんなことはないですね(笑)。だって12月にお話をいただいて2月には撮っていたんですよ。
MC:そんなに早かったんですか!?
大九:そうなんですよ。これがザ・吉本さんスタイルらしいんですけど。(※製作は吉本興業)
MC:そんななかで素晴らしい作品ができて。
大九:ありがとうございます。その時に持っている状態の全てのものを注げたなとは思っております。
MC:素晴らしい。ありがとうございます。そして、じろうさん伺いたいんですけれども…。
じろう:(地声で)はい!!
大九:もう大丈夫ですよ。
MC:大丈夫ですよ。ぜひマイクを取って…。
じろう:(深みのある声で)はい、よろしくお願いします…。
中村:そんな変わります?(笑)
じろう:何でも聞いてください…。
中村:ははは!(笑)。二枚目だなぁ。
MC:渋い声に変わりましたけれども(笑)。じろうさんにとっては本作が映画脚本家デビュー作ということで。
じろう:そうなりますね。デビューだったのか、もしかしたら生まれる前からデビューしていたかもしれない、それぐらい自分にとっては運命的な作品になったのかもしれないと…。
中村:もうちょい(声を)張ってもらっていいですか?
じろう:あ、すいません!(笑)。
MC:実際に出来上がった映画をご覧になった時はどう思われましたか?
じろう:あまり自分が作ったものとか、自分が出ているものって恥ずかしいので見ないんですけど、監督にどうしても見とけって言われたので、見て、とても楽しめました。素敵な作品でございました。ありがとうございます。
MC:ご自身では脚本を書くうえでこだわりであったり、大切になさったこととかは…。
じろう:特にないですね、そんなに。でもおもしろいシーン…そのぎーくん(中村演じる園木)にはいろいろと変なシーンを書いたんですけど、すごくおもしろくて。自分もコントでボケるほうなので、なんとなく自分をイメージして、こういうふうにボケるかなぁと思って書いたんですけれども、それよりもずっとおもしろくなってて、僕よりもルックスがいい分かわいくなっててちょっと悔しかったです。僕がボケるよりもとてもいい感じになっていて。
MC:それは脚本家の方にとっては醍醐味ではないですか?
じろう:いやいや、そんな…役者さんは違いますよ。私なんてお尻出してお金を稼ぐようなものですから…どうか皆さん、こちら(キャスト)のほうのお話を聞いてください…普段ルミネとかでしょっちゅう見れるんで…そちらの方はなかなか見れないのでね、そちらの方に集中してください。僕はもう新宿のパチンコ屋に行ったら会えますから。大体いますから。
(会場爆笑)