MC：この後、上映を楽しんでいただきたいと思いますが、お時間が迫ってきました。では最後に、岸井さん、映画をご覧いただく皆様にメッセージをいただきたいと思います。お願いいたします。

岸井：個性豊かな恋愛をしている人々が何人か出てきて、もしかしたら「テルちゃんは私じゃない」と思う方もいらっしゃると思うけど、そうだとしても、誰かしらに自分を投影できる部分は必ずある映画だと思います。あと、人には言えないけど、私、本当はテルちゃんなんだよね、マモちゃんなんだよねって、人に言えなくても何か共感できる部分、身に覚えがある部分が一つ必ずあると思うので、この映画を観て、人それぞれの感想が生まれる映画だと思うので、帰りに友達や家族や一緒に来た人…隣の人とかと（笑）、この映画についてお話できたら、それまでがこの作品なんだなって私は今感じているので、ぜひ感想を通じ合って、「この映画ってこういう映画だったよね」ってお話できるような映画になっているので、今日は2時間楽しんでください。今日は足をお運びいただきまして、ありがとうございました！

MC：ありがとうございます。映画『愛がなんだ』より、キャストの皆さん、そして今泉監督でした！大きな拍手でお送りください！ありがとうございました！

『愛がなんだ』
4月19日（金）、テアトル新宿ほか全国ロードショー
監督：今泉力哉
脚本：澤井香織　今泉力哉
出演：岸井ゆきの　成田凌　深川麻衣　若葉竜也　片岡礼子　筒井真理子　江口のりこ
配給：エレファントハウス

【ストーリー】　28歳のOLテルコ（岸井ゆきの）は、一目ぼれしたマモル（成田凌）に想いを寄せている。自分の時間のすべてをマモルに捧げ、その結果、仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモルがいてくれるならテルコはこの上なく幸せだと思っている。けれど、マモルにとって、テルコはただ都合のいい女でしかない。そのことをわかっているテルコは今の関係を保つことに必死で自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えない。しかし、そんなある日、マモルからの連絡が突然途絶えてしまう…。3ヶ月が経ったころ、マモルから急に電話がかかってきて、会いにいくと、彼の隣には年上の女性、すみれ（江口のりこ）がいた…。

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