MC:優しかったということですね。そして若葉さん、ナカハラは葉子に翻弄される役柄だったんですけれども、若葉さんはナカハラに共感できるところってありますか?
若葉:あります。
MC:どんなところですか?
若葉:ほとんど全部ですね(笑)。ありますよ。やっぱり普通に生きていたらあると思っているんですよ、僕は。人を好きになるってそれ相当のデメリットがあるというか、それを乗り越えても好きということなので、みんな少しずつ共感できるんじゃないんですかね。
MC:「夜中にビール買って来い」、そんな言い方はしないですけど、「買ってきて」と言われて買いに行っちゃうのとかも…。
若葉:はい、全然。
成田:ははは(笑)。
MC:優しい~。共感できる役柄だった。
若葉:でも、結構みんなやってると思いますよ!言わないだけで。めちゃめちゃ洗い物うまいですからね、俺。
MC:やってあげたいタイプ?
若葉:やってあげたいわけじゃないですけど、別に。
成田:洗い物がうまいって何?(笑)。テンポがいい?
若葉:テンポがいいというか、手際がいいので。だから、やりますよ。
MC:やっちゃうよという感じなんですね。ありがとうございます。今聞いていても魅力的なキャラクターがそれぞれ揃っているなぁという印象ですけれども、恋に猪突猛進なテルコ、そしてどっちつかずのマモル、恋愛癖が鮮やかに描かれている作品です。どうでしょうか?ご自身の恋愛を思い出していただいて、この人のこういうところに似てるなぁとか、こういうところが自分にもあるなぁというキャラクターは誰ですか?ご自身が演じられたキャラクター以外でも共感できるキャラクターは、岸井さん、いらっしゃいますか?
岸井:ちょっと個性が強すぎて!
若葉:特化しすぎちゃってるよね!
岸井:そうなんですよねぇ。そうなんだよなぁと思って考えたんですけど…。
MC:ポイントでもいいですよ。
岸井:………。
成田:ラジオだったら放送事故になってるよ(笑)。
岸井:ごめん!思いついた方から。挙手制で!
成田:(衣装が引っかかって)手、挙げられる?
岸井:挙げられない!
成田:気づいてあげて(笑)。僕はどうだろうな…。深川さんがやった役とかってわかるかも。相談に乗ってるのに、自分のことは全然見えてないみたいな。言ってみたものの、誰もツッコまないみたいな。
今泉:人の恋愛相談は冷静に見れるけど、自分の恋愛は全然見えてないみたいな。
成田:そうそうそう。同じことやってない?みたいな。でも、映画の中で誰もツッコまないみたいな。それが正義みたいになっている、その恐怖感が危ないなぁと思って、そこがわかるような、わからないような…。
MC:この作品って自分にも返ってくる感じがありますもんね。ありがとうございます。名前が出ました深川さん、演じられた葉子以外でも構いませんが、共感できるポイントがあったキャラクターは誰でしょう?
深川:葉子の後半のシーンで、人に言われて髪型を変えるというところがあるんですけど、髪型までは変えないかもしれないですけど、例えば、友達でも洋服を褒められたりしたら何回でも着ちゃうとかあります(笑)。
成田:逆もない?すげぇ気に入ってるのに「それどこの?」って延々と聞かれない(笑)。これ結構気に入ってるんだけど…っていう。
深川:それ、切ないですね(笑)。
成田:「それどこの?」って褒め言葉。「それどこの?」って最近結構あって…。
深川:いいと思ったやつは聞かれない。
成田:そうそう。
深川:切ない…。