MC:ありがとうございます。青木さんが演じられた植木ですけれども、腰痛持ちで運動が苦手。
青木:“こしいた”です。時代劇なので音読みより訓読みのほうがいいんじゃないかと。意外とそういう細かいところは話し合ったりして。“こしいた”持ちです。
MC:実際の青木さんのイメージとかけ離れたキャラだと思うのですが、役作りはどのようにされたんですか?
青木:まずは腰をハンマーで砕くところから(笑)。まだ回復せず(笑)、足を引きずっております(笑)。
MC:ありがとうございます(笑)。そして木幡さんと小関さんに質問ですけど、お二人は幕府が放つ刺客という役どころで共演シーンも多かったと思います。演じるにあたって、お二人でお話したことはありますか?
木幡:基本的にバーナードは役のことについて、すり合わせすることを嫌っていたので、そのことについては話さなかったんですけど、しょっちゅう飲みに連れて行ってくれと誘いが。最後の方に呼ばれて、お金だけ払って帰ることもありました(笑)。
小関:(笑)。僕がすごく印象に残っているのは、打ち合わせで監督と助監督さんと、竜さんと4人がテーブルに並んでいて、「映画のシーンにはないけど、もし出会いのシーンの前の日に、会っていたとしたら?というシーンをやってみてくれないか」と。アドリブで実際やってみて、役を探っていくというのが印象的でした。
MC:ありがとうございます。竹中さん。劇中で日本古来の走法、ナンバ走りをやったらしいですが、このナンバ走りはどういった走り方なんでしょうか?
竹中:今、お見せするってことですね?
MC:もし差し支えなければ…。
竹中:できるかなあ、久しぶりだから。
壇上者:(竹中の走り方に)ウソつけ! 微妙に違う!
通訳:監督も違うと言ってます(笑)。
竹中:忘れちゃったよ(笑)。どんなだったっけ? 崇高やってみてよ。
青木:僕はやりたいんですけど、なんせ“こしいた”なんで(笑)。
竹中:じゃあ健できる?
佐藤:僕はナンバ走り担当じゃなかったので(笑)。
竹中:将太、頼むよ。
ローズ:オーイエイ!
MC:非常に印象的な走り方、ありがとうございます。さて、監督にもお聞きいたします。日本を代表するキャストの皆さんとのコラボレーションはいかがだったのでしょうか?
ローズ:こんなに最高なキャストに恵まれたことはありません。今回は役者さんとしては、皆さんそれぞれにスタイルが違えば演じるキャラクターも違うんですね。ですが、ある意味この作品はアンサンブルでもあって、それがまた生きてきていると感じました。本当に、皆さんの演技に感服いたしました。