【日本動員ランキング 2月3-4日】
1位(←) 祈りの幕が下りる時
2位(新) 羊の木
3位(新) 不能犯
4位(↓) ジオストーム
5位(↓) パディントン2
6位(↓) スター・ウォーズ/最後のジェダイ
7位(↓) 嘘を愛する女
8位(新) スリー・ビルボード
9位(↓) キングスマン:ゴールデン・サークル
10位(↓) 8年越しの花嫁 奇跡の実話
3作が新たにランクインした2月の第1週、『祈りの幕が下りる時』が首位を守った。邦画実写作品の連続1位は、2017年8月~9月の『関ヶ原』以来。2012年公開の前作『麒麟の翼 劇場版・新参者』(興収16.8億円)にどこまで近づけるか、注目だ。2位は吉田大八監督、錦戸亮主演の『羊の木』。過疎化した港町で、6人の元殺人犯を受け入れるはめになった役場の担当の奔走を描く。殺人犯役で松田龍平や北村一輝、優香、田中泯ら異色のキャストが勢ぞろい。松坂桃李が殺人者に扮した『不能犯』が3位に初登場。依頼を受けたダークスーツ姿の男、宇相吹(うそぶき)が、標的をマインド・コントロールし、幻覚を見せて死に追いやる。そんな彼と女刑事の攻防を描く。女刑事役で沢尻エリカが共演。8位には第90回アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされた『スリー・ビルボード』が入った。娘を無残に殺され、進展しない捜査に憤る母親が、警察署長を批判する道路沿いの中小広告を出したことからドラマが動き出す。怒れる母親役のフランシス・マクドーマンドも主演女優賞にノミネートされている。(興行通信社調べ:動員)
▼『羊の木』の予告編。元殺人者の受け入れは、刑務所の経費削減と町の過疎対策を兼ねた仰天の極秘プロジェクトだった。山上たつひこ原作、いがらしみきお画の同名コミックを原作としたサスペンスだ。