第89回アカデミー賞にて8部門にノミネート、作品賞ほか3部門を受賞した『ムーンライト』で世界中を熱狂させたバリー・ジェンキンス監督最新作『If Beale Street Could Talk』(原題)が、邦題『ビール・ストリートの恋人たち』として、2019年2月22日より公開されることが決定した。併せて、日本語字幕付き海外版予告編がお披露目となった。
本作は、70年代のニューヨーク・ハーレムに生きる若い二人の愛と信念の物語を、圧倒的な映像美と叙情的な音楽で描き出す。原作は、オバマ大統領やマドンナらが敬愛し、今年はドキュメンタリー映画『私はあなたのニグロではない』が公開された、作家ジェームズ・ボールドウィンによる著書「ビール・ストリートに口あらば」。ジェンキンス監督は、「ジェームズ・ボールドウィンは時代の先駆者です。ボールドウィンのイメージの中にあるティッシュとファニーの愛の力を映画化することは僕の長年の夢でした」と語り、長年この物語の映画化を熱望。前作『ムーンライト』の撮影以前に脚本を執筆し権利を獲得し、念願の映画化を果たした。本作は、今年のトロント国際映画祭でお披露目され、観客賞次点1位となり、軒並み高評価を獲得。さらに先日発表された第34回インディペンデント・スピリット・アワードでは、作品、監督、助演女優賞の3部門にノミネートされた。
出演には、主役のカップルにオーディションで抜擢された新人女優キキ・レインと、『栄光のランナー/1936ベルリン』でジェシー・オーエンス役を演じたステファン・ジェームス。このほか、主人公を支える優しくも力強い母親を演じたレジーナ・キング、『グローリー 明日への行進』のコールマン・ドミンゴ、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のディエゴ・ルナ、『デッドプール』のエド・スクライン、『妻たちの落とし前』のブライアン・タイリー・ヘンリー、『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』のデイヴ・フランコ、『イコライザー2』のペドロ・パスカル、「アメリカン・ホラー・ストーリー」のフィン・ウィットロックら、いま最も旬なキャスト陣が脇を固める。製作総指揮には、前作に続きプランB率いるブラット・ピットが名を連ね、『ムーンライト』で共にアカデミー賞にノミネートされたジェームズ・ラクストンが撮影を、ニコラス・ブリテルが音楽を担当している。
『ビール・ストリートの恋人たち』
2019年2月22日(金) TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督・脚本:バリー・ジェンキンス
原作:ジェームズ・ボールドウィン「ビール・ストリートに口あらば」
出演:キキ・レイン ステファン・ジェームス レジ―ナ・キング コールマン・ドミンゴ マイケル・ビーチ ディエゴ・ルナ エド・スクライン ブライアン・タイリー・ヘンリー デイヴ・フランコ ペドロ・パスカル
配給:ロングライド
©2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All Rights Reserved.