ロシア政府が上映を禁止したことで話題を呼んだ問題作『THE DEATH OF STALIN ザ・デス・オブ・スターリン』(原題)の邦題が『スターリンの葬送狂騒曲』に決定し、8月3日に公開されることが発表された。
本作は、1953年のロシア(旧ソ連)を舞台に、当時恐怖政治を敷いてきた絶対的独裁者ヨシフ・スターリンが死んだことで巻き起こる、最高権力の座を巡る側近たちの争いや混乱の様子を、辛辣かつコミカルに描く。監督と脚本を務めるのは、エミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経験をもち、政治風刺作品に定評のあるアーマンド・イアヌッチ。これまでにも、英国政権の内部を描いたコメディTVシリーズ「官僚天国」や、米国の女性副大統領を主人公にその日常を描いたコメディTVシリーズ「Veep/ヴィープ」、米英両国の閣僚や官僚を描いた映画『In the Loop』(原題)などを手がけ、高い評価を受けている。
第42回トロント国際映画祭で世界的に初お披露目され、その後も各国映画祭で注目を集めてきた本作。製作国となるイギリスでは、昨年の10月に公開されスマッシュヒットし、3月9日にはアメリカで限定公開され、2018年の限定公開作品の中で第1位というオープニング記録を達成した。
『スターリンの葬送狂騒曲』
8月3日(金)、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
監督:アーマンド・イアヌッチ
出演:スティーヴ・ブシェミ ジェフリー・タンバー オルガ・キュリレンコ マイケル・ペイリン
配給:ギャガ
【ストーリー】 1953年3月2日、一人の男が危篤に陥る。ソ連の絶対的独裁者、ヨシフ・スターリンだ。「今うまく立ち回れば、自分に後釜のチャンスが!」最高権力の座を目指し、色めき立つ側近たちの、姑息で熾烈な頭脳戦はやがて…。ソ連最高権力の座をめぐり、狂気の椅子とりゲームが今始まる―。
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