2017年ベルリン国際映画祭で最高賞である金熊賞を受賞した、イルディコー・エニェディ監督の映画『心と体と』が4月14日より公開となる。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、ハンガリーはブダペスト郊外の食肉処理場を舞台に、孤独な男女が「同じ夢を見た」ことをきっかけに急接近していくラブストーリー。ベルリン国際映画祭で審査員長を務めたポール・ヴァーホーヴェンには「日常であまりにも忘れがちな“思いやり”を思い出させてくれたこの映画に、審査員みんなが恋をした」と絶賛された。また、第90回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされている。
予告編では、食肉処理場で働く男女が、カウンセリングをきっかけに「同じ夢の中で鹿として出会っていたこと」に気付き、現実でも不器用ながらお互いに近づこうとするさまが描かれている。雪の降りしきる森で鹿のつがいが触れ合う夢の場面と、現実ではうまく進まない二人の恋模様が映し出され、少し不思議で、もどかしい愛の物語を予感させる映像に仕上がった。※予告編は本作公式サイトから視聴可能 http://www.senlis.co.jp/kokoroto-karadato/
『心と体と』
4月14日(土)より新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:イルディコー・エニェディ
出演:アレクサンドラ・ボルベーイ ゲーザ・モルチャーニ レーカ・テンキ エルヴィン・ナジ
配給:サンリス
【ストーリー】 ハンガリー、ブダペスト郊外の食肉処理場。代理職員として働くマーリアはコミュニケーションが苦手で職場になじめない。片手が不自由な上司のエンドレは彼女を気に掛けるが、うまく噛み合わず…。そんな不器用な二人が急接近するきっかけは「同じ夢を見た」ことだった。
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