二階堂ふみ × 吉沢亮『リバーズ・エッジ』ベルリン国際映画祭パノラマ部門オープニングに決定!

欲望と不安の中で生きる若者の青春を鮮烈に描いた、岡崎京子による漫画が原作の映画『リバーズ・エッジ』が2月16日より全国ロードショーとなる。このほど、本作がベルリン国際映画祭のパノラマ部門のオープニング作品として、今年のベルリン国際映画祭の開幕を飾ることが発表された。

RE_BL_POS_0124

世界三大映画祭の一つであるベルリン国際映画祭は、今年で68回目を迎える歴史と伝統ある映画祭で、パノラマ部門は世界中から良質の作品を幅広いジャンルで集めた部門。このオープニングに邦画が選出されるのは、2007年の山田洋次監督作品『武士の一分』以来の快挙となる。行定監督は2010年に『パレード』で、第60回ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。昨年も『ジムノペディに乱れる』が批評家週間に出品されるなど、今回で5度目の選出となり、最新作『リバーズ・エッジ』も注目を集めることが予想される。

さらに、行定勲監督と主演の二階堂ふみ、吉沢亮が、映画祭の主会場のレッドカーペットに登場することが決定した。本作はレッドカーペット後にCINEMAXでオープニング上映となり、二階堂らはQ&Aにも参加する予定。併せて、ベルリン国際映画祭の専用ビジュアルも公開された。

今年のベルリン国際映画祭では、RADWIMPSの野田洋次郎や夏木マリ、村上虹郎、渡辺謙ら日本人キャストも多数参加するウェス・アンダーソン監督による『犬ヶ島』が映画祭自体のオープニングを飾り、同じパノラマ部門には黒沢清監督の『予兆 散歩する侵略者 劇場版』が正式出品されることも発表されている。

570ac5454fed370f58bc3fdef4661dcc

『リバーズ・エッジ』
2月16日(金)より TOHOシネマズ 新宿他全国ロードショー
監督:行定勲
原作:岡崎京子
主題歌:小沢健二「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」
出演:二階堂ふみ 吉沢亮 上杉柊平 SUMIRE 土居志央梨 森川葵
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 「若草さん、今晩ヒマ? 僕の秘密の宝物、教えてあげる」。若草ハルナ(⼆階堂ふみ)は、彼⽒の観⾳崎(上杉柊平)がいじめる⼭⽥(吉沢亮)を助けたことをきっかけに、夜の河原へ誘われ、放置された“死体”を⽬にする。「これを⾒ると勇気が出るんだ」と⾔う⼭⽥に絶句するハルナ。さらに、宝物として死体を共有しているという後輩でモデルのこずえ(SUMIRE)が現れ、3⼈は友情とは違う歪んだ絆で結ばれていく。ゲイであることを隠し街では売春をする⼭⽥、そんな⼭⽥に過激な愛情を募らせるカンナ(森川葵)、暴⼒の衝動を押さえられない観⾳崎、⼤量の⾷糧を⼝にしては吐くこずえ、観⾳崎と体の関係を重ねるハルナの友⼈ルミ(⼟居志央梨)。閉ざされた学校の淀んだ⽇常の中で、それぞれが爆発⼨前の何かを膨らませていた。そんなある⽇、ハルナは新しい死体を⾒つけたとの報せを⼭⽥から受ける…。

© 2018「リバーズ・エッジ」製作委員会/岡崎京子・宝島社