2016年のミステリーランキングを席巻した深水黎一郎の同名小説を原作に、堤幸彦監督が実写映画化した『ミステリー・アリーナ』の完成披露試写イベントが4月22日、ヒューリックホール東京で開催され、主演の唐沢寿明をはじめ、芦田愛菜、三浦透子、トリンドル玲奈、奥野壮、野間口徹、玉山鉄二、浅野ゆう子、堤幸彦監督、原作者の深水黎一郎が登壇した。

本作は、全国民が熱狂する生放送の推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」を舞台に、賞金100億円を懸けた頭脳戦が繰り広げられるミステリーエンターテインメント。司会者・樺山桃太郎(唐沢寿明)が毒舌で解答者を煽りながら番組を盛り上げる中、難攻不落の事件に挑む6人の解答者たちの推理が交錯していく。
イベントは、劇中さながらのド派手な演出で幕開け。唐沢はBGMに合わせてノリノリで登場し、「こんなに沢山の、今日初めて映画をご覧になる本当に不幸な方々…!」と早速“樺山節”全開の毒舌で観客を沸かせ、「ぜひ楽しんでお帰り下さい」と笑顔で呼びかけた。
今回演じた樺山について唐沢は、「僕自身やったことのない役で、最後まで救いようのない酷い男」と語り、「そういった初めての役をオファーしてくれるのは嬉しい」と新境地への挑戦を明かす。さらに役作りについては、「原作を読んで本当に酷い男だと思ったので、とことん酷い奴じゃないと面白くならない。やるならとことんやろうと思った」と振り返った。
また、アフロヘアーという強烈なビジュアルは唐沢自身のアイデアだったことも明らかに。堤監督は「今回ほど唐沢さんに助けられたことはない」と絶賛し、「私の設計図より前に全てお見通しだった」と信頼を寄せた。これに唐沢は「アフロが熱すぎて汗で頭が小さくなった」と笑いを誘った。
共演者からも絶賛の声が相次ぐ。芦田愛菜は「ダークジョークたっぷりの樺山さんに圧倒される毎日でした」としつつ、「自由に見えて実は緻密に計算された役」と分析。トリンドル玲奈は、ダンスシーンについて「動画が5、6個送られてきて簡単じゃなくてギョッとした」と驚きつつも、「唐沢さんは練習初日から完璧でカッコ良かった」と称賛した。
浅野ゆう子も「唐沢さんは引き出しが多く、監督のギャグを瞬時に自分のものにする」とその対応力に驚嘆。玉山鉄二は「ぶっ飛んだ作品になっている。『名探偵コナン』を超えたかもしれない」と自信をのぞかせ、現場の熱量の高さを強調した。
さらに唐沢は、キャスト陣の演技合戦について「トップバッターが決めると次の俳優の目つきが変わる。その熱量は観客にも伝わる」と語り、「俳優って面白い職業だなと改めて思った」と現場の刺激を振り返った。
原作者の深水黎一郎は、「最初に映画化の話を聞いた時は『正気か?』と思った」と笑わせつつ、「完成した作品は原作を見事に映像化している」と太鼓判。「樺山役は唐沢さんしかいなかった」と絶賛すると、唐沢は「別に僕以外でもできると思いますよ」と照れながら会場の笑いを誘った。
最後に唐沢は「映画はとても面白く出来上がっています。僕の役は本当に大嫌いになると思います!」と笑顔でアピールしつつ、「そういう人間がいるからこそ周りが輝く。期待して観てください」と呼びかけ、イベントを締めくくった。



■作品情報
タイトル:『ミステリー・アリーナ』
公開日:2026年5月22日(金)全国公開
配給:松竹
原作:深水黎一郎「ミステリー・アリーナ」(講談社文庫刊)
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明、芦田愛菜、三浦透子、鈴木伸之、トリンドル玲奈、奥野壮、宇野祥平、野間口徹、玉山鉄二/浅野ゆう子 ほか
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