森ガキ侑大監督の最新作、映画『架空の犬と嘘をつく猫』が全国公開を迎え、1月9日(金)にTOHOシネマズ日比谷にて初日舞台挨拶が行われた。主演の高杉真宙をはじめ、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕、そして森ガキ侑大監督が登壇し、満員の観客を前に作品への想いと新年のエピソードを語った。

本作は、寺地はるなの同名小説を原作に、“不都合な真実”から目を背けながらも一つ屋根の下で生きる家族の約30年を描くヒューマンドラマ。世界15大映画祭のひとつ、タリン・ブラックナイト映画祭公式コンペティション部門に選出され、撮影賞を受賞したことでも注目を集めている。
主人公・羽猫山吹を演じた高杉は、公開初日を迎えた心境について「変にドキドキするというか、映画を観てくれた皆様がここにいてくださると思うと…嬉しく思います!」と笑顔でコメント。正月は福岡の実家に帰省し、家族とおせちを囲んでゆっくり過ごしたそうで、「こんなにゆっくりと過ごせる日は良い時間だと、ゆるりゆるりしていました」と、作品とも重なる“家族”エピソードを明かした。
伊藤万理華は親戚の家で手作りおせちを味わったことを語り、「あれを食べると年が明けたなあと思う」としみじみ。安藤裕子は「両親から“食べな”と言われたものを、ひたすら吐くまで食べていました」と笑いを誘った。深川麻衣は実家で餅を食べ、友人と“江戸走り”を練習していたという微笑ましいエピソードを披露し、会場からは歓声が上がった。
向里祐香は“猫吸い”三昧の年末年始を告白。安田顕は「毎日が正月だったら、相当良い人間になれる」と独特の言い回しで会場を沸かせた。森ガキ監督は初詣で映画のヒット祈願を行ったことを明かし、公開初日にふさわしいトークが続いた。
作品の見どころについて、高杉はラストのバスのシーンを挙げ、「完成した作品で初めて家族全員の表情を見て、愛が溢れた温かい空間だと感じた」と語った。深川は姉弟の再会シーンに心を打たれたと明かし、伊藤は随所に散りばめられた伏線の存在に注目して“おかわり鑑賞”を勧めた。
また新年の抱負では、高杉が「体だけ鍛える!」と宣言し会場を笑わせる一幕も。監督やキャストそれぞれの言葉から、作品と同様に“人と人とのつながり”を大切にする想いが伝わる舞台挨拶となった。
最後に高杉は、「家族には小さな喧嘩も大きな喧嘩もある。この映画は、そんな家族について考えるきっかけになる作品。映画を通して愛が伝染していけば嬉しい」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。







■作品情報
タイトル:『架空の犬と嘘をつく猫』
原作:寺地はるな(中央公論新社刊)
監督:森ガキ侑大
脚本:菅野友恵
出演:高杉真宙、伊藤万理華、深川麻衣、安藤裕子、向里祐香、安田顕 ほか
上映時間:125分
レイティング:PG12
公開:全国公開中
©2025 映画「架空の犬と嘘をつく猫」製作委員会

