北川景子、関西凱旋!「魂をぶつけあって作った作品をぜひご覧ください」舞台挨拶で力強いメッセージ

11月28日(金)の全国公開を目前に控えた映画『ナイトフラワー』。主演の北川景子が11月20日(木)、地元・関西で舞台挨拶を実施し、会場は色とりどりの“ナイトフラワー”に包まれた温かな雰囲気に。客席から「おかえり~!」の声が飛び交う中、北川が作品への熱い思いや撮影裏話をたっぷりと語った。

MCに呼び込まれて登場した北川は、観客が手にしたペーパーフラワーに笑顔。「すごい!ありがとうございます。華やかで嬉しい!」と、久しぶりの大阪での舞台挨拶に喜びを隠せない様子だった。学生時代の思い出について聞かれると、「ショッピングモールのゲームセンターにプリクラがあって…懐かしいですね」と関西人らしいエピソードを披露。さらに「大阪に帰ってきたら粉もんは必ず食べます」と笑顔で語り、客席を和ませた。

本作で北川が演じるのは、借金取りから逃げ、二人の子供を抱えて上京した母・永島夏希。自身も二児の母である北川は、「子供が食べたいと言った料理を作る、好きな習い事をさせてあげたい気持ちは、今の自分だから理解できました」と、役との共鳴を語る。地球儀を作りながら“ブチ切れる”印象的なシーンについては、「思いっきり感情を爆発させてスッキリ(笑)」と撮影裏話も明かした。

夏希を支えるボディガード・多摩恵を演じた森田望智については、「半年以上のトレーニングで7キロ増量されたそうで…格闘シーンは本当に胸を鷲掴みにされました」と絶賛。また、娘役・結美のバイオリンシーンにも思わず涙したといい、さらに「渋谷さんは普段は優しいのに、本番では怖くて…小銭を渡すシーンは手が震えました」と、緊張感あふれる現場の空気を振り返った。テレビとは違う表情を見せる佐久間大介についても、「ぜひ楽しみにしてください」と期待を煽った。

映画冒頭の歌唱シーンについては、「台本を読んで“えーっ!”と(笑)。監督から聞いてなかったので、1人でカラオケに行って練習しました」と告白。関西弁での演技は「ネイティブですから余裕でした」と晴れやかな表情を見せた。

「時間が全然足りない!」と語るほど名残惜しげな北川は、最後に観客へ向けて、「監督とキャストが一丸になって魂をぶつけあって作った映画です。温かい気持ちになれると思います。もし面白いと思っていただけたら、ぜひ広めてください」と力強くメッセージ。アットホームな雰囲気に包まれた舞台挨拶は、大きな拍手の中で幕を閉じた。

■作品情報
『ナイトフラワー』
11月28日(金)全国公開
原案・脚本・監督:内田英治
音楽:小林洋平
エンディングテーマ:角野隼斗「Spring Lullaby」(Sony Classical International)
出演:北川景子/森田望智/佐久間大介(Snow Man)/渋谷龍太
渋川清彦/池内博之/田中麗奈/光石研
製作:「ナイトフラワー」製作委員会
配給:松竹
PG-12|本編124分

ストーリー:
借金取りに追われ、二人の子供を抱えて東京に逃れてきた夏希は、明日食べるものにも困る生活を送っていた。ある夜、ドラッグの密売現場に遭遇したことから、子供たちの未来のため、自ら売人となる道を選ぶ。そんな夏希の前に現れた孤独な格闘家・多摩恵。「守ってやるよ」という一言をきっかけに二人はタッグを組み、夜の街へ踏み出していく。しかし、ある女子大生の死を境に、二人の運命は大きく狂い始める――。

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