筒井真理子、平田満、余貴美子、gb、くらんけのコメント到着!“死とは誰のものなのか”を問う衝撃作『安楽死特区』予告編&場面写真解禁

『痛くない死に方』『夜明けまでバス停で』『「桐島です」』の高橋伴明監督が、人間の尊厳と愛、そして“死の選択”に真正面から挑む最新作『安楽死特区』。1月23日(金)の公開に先駆け、予告編、12点の場面写真、主要キャスト5名のコメントが一挙解禁された。 

原作は在宅医として2500人以上を看取ってきた医師・長尾和宏による同名小説。近未来の日本で安楽死法案が可決され、国家による「安楽死特区」が設置されるという設定のもと、“生と死”の境界で揺れ動く人間の姿を描いた社会派ドラマだ。

解禁された予告編では、余命半年と宣告されたラッパーの章太郎(毎熊克哉)と、特区の実態を告発しようとするジャーナリスト・歩(大西礼芳)を中心に、患者と医師、家族が抱える感情の深淵が重厚な映像で映し出される。「死にたいと願うのはエゴか―― 生きていてと願うのは愛か――」というコピーが、作品が投げかける問いの重さを象徴している。 

今回、新たに 筒井真理子、平田満、余貴美子、gb、くらんけ のコメントが到着。それぞれが“死”というテーマに向き合った撮影の裏側、キャラクターへの思いを語っている。

■筒井真理子(池田玉美役)
死を前にした夫婦の距離と尊厳に向き合う覚悟を語り、「作品に呑み込まれないために“どう生き、どう死ぬか”を考え続けた」と心境を明かす。

■平田満(池田和行役)
安楽死を望みながらも安らぎに至れない夫・和行の孤独を繊細に語り、筒井との夫婦の関係性が“成熟していく過程”を振り返る。

■余貴美子(澤井真矢役)
死を求める元漫才師という難役を通し、「人は良い死を迎えるためにどう生きるか」というテーマに迫った時間だったとコメント。

■gb(ZAGI役)
劇中でのラップ詞制作や初演技の体験を語り、脚本家・丸山昇一との共同作詞の裏側、毎熊克哉の現場での存在感に触れた。

■くらんけ(ドキュメンタリー出演)
本編後に続くドキュメンタリーパートについて、「多死社会に備え、理想の死を考えるきっかけになれば」と語る。

■作品情報
タイトル: 『安楽死特区』
公開: 2026年1月23日(金) 新宿ピカデリーほか全国公開
監督: 高橋伴明
原作: 長尾和宏「安楽死特区」(ブックマン社)
脚本: 丸山昇一
出演:
毎熊克哉/大西礼芳
加藤雅也/筒井真理子/板谷由夏/下元史朗
鳥居功太郎/山﨑翠佳/海空/影山祐子/外波山文明/長尾和宏/くらんけ
友近/gb/田島令子/鈴木砂羽
平田満/余貴美子/奥田瑛二
配給: 渋谷プロダクション
2025年|日本|カラー|シネマスコープ|129分

ストーリー:
法案可決によって誕生した国家戦略特区「ヒトリシズカ」。そこに余命半年と宣告されながらも安楽死に反対するラッパー・章太郎と、ジャーナリストの歩が潜入する。しかし、患者たちの苦悩、医師の葛藤を目の当たりにした二人の間には、次第に見過ごせない変化が生まれていく――。“死を選ぶ自由”と“生きてほしいと願う想い”が交差する中、章太郎はやがて歩に相談もなく、安楽死を望む決断を下す。

©「安楽死特区」製作委員会