「“LOVE SONG”が本当に完成した瞬間」森崎ウィン、感謝と笑顔あふれる舞台挨拶で語る“愛”のかたち

映画『(LOVE SONG)』の大ヒットを記念し、11月11日(火)にTOHOシネマズ六本木で舞台挨拶が開催された。主演の森崎ウィンと向井康二(Snow Man)が登壇し、温かな笑顔とともに作品への想いを語った本イベント。この日のクライマックスでは、森崎の言葉どおり、タイトルに掲げられた括弧「( )」をふたりの手で外し、“LOVE SONG”がついに完成した。

上映後、満席の観客を前にステージに登場した森崎ウィンと向井康二。映画のプロモーションを通じて「日に日に仲良くなっている」というふたりは、冒頭から息ぴったりの掛け合いで会場を和ませた。森崎が「まだ1週間くらいじゃない?」と返すと、向井は「それだけ会ってないと寂しい」と笑いを誘い、客席からは温かな笑いと拍手が起こった。

SNS上では「18回観た」という熱心なファンの声も寄せられており、森崎も「本当にうれしいです」と満面の笑み。さらに、向井の「オカンは8回か9回観てます」という発言に、会場は一層盛り上がった。

「皆さんがたくさんの愛を紡いでくれたおかげで、今こうして舞台に立てています。僕らは“届ける”仕事ですが、受け取ってもらって初めて報われます。映画のエンドクレジットに載っているすべてのスタッフにも、皆さんの愛が届いていると思います」と語った森崎のコメントには、会場中が静かにうなずいた。

イベントでは、観客からの質問にも答えるトークコーナーが実施された。「キュンとしたシーンは?」という質問に、向井が「キスした後のソウタの顔。あのつぶらな瞳がかわいかった」と答えると、森崎は「カイのタンクトップのシーン。“この距離で見てていいの?”と思うくらいキュンとしました」と照れ笑い。互いを褒め合う姿に、客席から歓声が上がった。

「惚れそうになった瞬間は?」という質問では、向井が「ウィンくんは本当にお芝居を愛してる。共演して価値観が変わりました」と真剣な表情で語り、森崎も「康ちゃんの男らしさには惚れました」と即答。「()を外す瞬間」と同じく、この“惚れた”瞬間にも客席は拍手喝采となった。

イベント終盤、ふたりはステージに設置されたタイトルロゴの括弧「()」を手で外す“完成式”を実施。これは、かつて森崎が語っていた「皆さんに作品が届いたとき、このカッコが外れて本当の意味で完成する」という言葉を実現させる特別な演出だった。「せーの!」の合図で括弧を外すと、場内からは割れんばかりの拍手が送られ、“LOVE SONG”がついに完成。ふたりの笑顔と観客の歓声が重なり合う、まさにタイトルどおりの“愛”に満ちた瞬間だった。

■作品情報
タイトル: 『(LOVE SONG)』
出演: 森崎ウィン、向井康二(Snow Man)、ミーン・ピーラウィット・アッタチットサターポーン、藤原大祐、斎藤京子、ファースト・チャローンラット・ノープサムローン、ミュージック・プレーワー・スタムポン、逢見亮太、夏目透羽、水橋研二、宮本裕子、筒井真理子、及川光博
監督・脚本: チャンプ・ウィーラチット・トンジラー(『2gether』)
音楽: 近谷直之
劇中曲プロデュース: The TOYS
主題歌: Omoinotake「Gravity」(Sony Music Labels)
制作: KINEMA STUDIO
配給: KADOKAWA
全国上映中

©2025『(LOVE SONG)』製作委員会