のん「肌で感じ取る映画に心から感動」『アフター・ザ・クエイク』本編映像&独占コメント解禁!

村上春樹の短編連作『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)を新たに映画化した井上剛監督最新作『アフター・ザ・クエイク』が、10月3日(金)より全国公開される。このたび、奇妙で愛らしい存在“かえるくん”の声を演じた のん の独占コメントと、佐藤浩市演じる片桐との対話シーンを収めた本編映像が解禁された。

解禁されたコメントでのんは、作品が放つ独特の緊張感を振り返りつつこう語る。「ファンタジックなムードの中に、抗えない脅威に対する人の動きや社会の動きを潜ませていて、一筋縄ではいかない作品だととてつもない緊張を感じました。ですが言葉のつながりが心地よくて、観ていくうちにもっともっとこの作品の意味を知りたくなる」

さらに、佐藤浩市との“声”を通じた共演に触れ、「不思議な世界観を掌握する絶妙な余白に、ぐいぐい涙腺が刺激されました。素敵すぎて。分かりやすい映画だけでなくていい。見た人が感覚的に、肌で感じ取る映画が生み出されたことに心から感動しています」と、作品の本質に強く共鳴したことを明かしている。

今回公開された本編映像は、片桐(佐藤浩市)が暮らす漫画喫茶の一室に現れた“かえるくん”が、「世界はどんな風にも変えることができます」と語りかける重要なシーン。珈琲カップが宙に浮き白い箱へと変化する幻想的な光景の中で、“想像力の力”を説く場面が印象的に映し出されている。

本作は1995年から2025年までの30年を舞台に、孤独を抱えた4人の人生をマジックリアリズムを交えて描く物語。釧路でUFOの話を聞く小村、家出少女・順子と出会う焚き火好きの男、“神の子ども”として育った善也、そして漫画喫茶で暮らす警備員・片桐。それぞれの時代を生きる人々の物語が交錯し、やがて未来へとつながっていく。

▼本編映像

■作品情報
タイトル:『アフター・ザ・クエイク』
公開日:2025年10月3日(金)より、テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか全国公開
キャスト:岡田将生、鳴海唯、渡辺大知、佐藤浩市、橋本愛、唐田えりか、吹越満、黒崎煌代、黒川想矢、津田寛治、井川遥、渋川清彦、のん、錦戸亮、堤真一
監督:井上剛
脚本:大江崇允
音楽:大友良英
原作:村上春樹『神の子どもたちはみな踊る』(新潮文庫刊)
配給・宣伝:ビターズ・エンド

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