松坂桃李「静寂と興奮と情熱が詰まった極上の10秒を体感して欲しい!」劇場アニメ『ひゃくえむ。』初日舞台挨拶オフィシャルレポート

9月19日(金)、劇場アニメ『ひゃくえむ。』が全国公開初日を迎え、TOHOシネマズ日比谷で舞台挨拶が行われました。会場には満員の観客が詰めかけ、声優を務めた松坂桃李(トガシ役)、染谷将太(小宮役)、笠間淳(仁神役)、高橋李依(浅草役)、そして岩井澤健治監督が登壇しました。

生まれつき足の速い天才型ランナー・トガシを演じた松坂は、「上映前とのことですが、まもなくとんでもない至極の10秒が始まります。ぜひ体感してください」と力強く挨拶。さらに「静寂と興奮と情熱が詰まった極上の10秒を体感して欲しいです!」と本作への熱い思いを語り、観客の期待を一層高めました。

一方、“努力型”の小宮を演じた染谷は「大きなスクリーンとスピーカーから臨場感が迫って来ます」とアピールし、「どなたが観ても心に刺さる言葉と臨場感を味わってください!」と呼びかけました。

仁神役の笠間は「10秒という時間の中に生き様、根性を詰め込んで一気に発散させるパッションが物凄い!」と本作の描写を絶賛。浅草役の高橋も「それぞれのキャラクターの人生が声に滲んでいる」と語り、自身も思わず照れるほどの“ハマり役”ぶりを振り返りました。

イベントでは、ストップウォッチを使い10秒を正確に感じ取れるかを競う「10秒体感チャレンジ」が実施されました。松坂は「9秒68」、染谷は「10秒65」、笠間はなんと「18秒」と大きなズレを記録。最も近い「9秒75」を叩き出した高橋が見事金メダルを獲得し、「今日が人生で一番良い日!」と大喜び。会場は大きな笑いと拍手に包まれました。

学生時代に熱中したことを問われた松坂は「ミニ四駆」と回答し、当時の工夫や遊び方を熱弁。一方、染谷は「散歩」と答え、映画を観に出かけては3〜4時間歩いて帰るというユニークなエピソードを披露しました。二人の対照的な趣味が観客を和ませました。

最後に松坂は「映像と音を存分に体感していただき、その臨場感から自分が劇中にいるかのような感覚を味わってください」と呼びかけ、染谷も「哲学的でありながらシンプルで、多くの素晴らしいものを持ち帰っていただけるはずです」とメッセージを贈りました。

■作品情報
タイトル:『ひゃくえむ。』
公開表記:大ヒット上映中!
原作:魚豊『ひゃくえむ。』(講談社「マガジンポケット」所載)
監督:岩井澤健治
脚本:むとうやすゆき
声の出演:松坂桃李、染谷将太、笠間淳、高橋李依、田中有紀、種﨑敦美、悠木碧、内田雄馬、内山昂輝、津田健次郎
主題歌:Official髭男dism「らしさ」(IRORI Records / PONY CANYON)
配給:ポニーキャニオン/アスミック・エース

©魚豊・講談社/『ひゃくえむ。』製作委員会