9月17日より開催中の第30回釜山国際映画祭にて、Netflixシリーズ『イクサガミ』が世界初上映され、主演・プロデューサー・アクションプランナーを務めた岡田准一、ヒロイン役に抜擢された藤﨑ゆみあ、そして藤井道人監督が登壇。会場を埋め尽くした800人の観客から大きな拍手が送られ、ワールドプレミアは熱気に包まれました。
岡田は「14歳で仕事を始め、44歳になったらプロデュースを引き受けたいと考えていた」と明かし、時代劇に新しい姿を求める観客の声に応えるべく本作をプロデュースしたと語りました。「文化を込めること」「シンプルであること」「キャラクター性」を柱に据え、観客を惹きつける展開に挑戦したことを強調。そして上映後には「ひとつだけ言っておくと、“ぼく燃えます”」と意味深な一言を残し、会場の熱気をさらに高めました。
藤井監督は「昨年1年間、全身全霊を込めて作り上げた作品であり、一度見始めれば最後まで走り切ってしまうような作品」と自信を見せました。ヒロイン・双葉を演じた藤﨑は「次がどうなるのか気になる魅力的な台本に心を奪われ、是非出演したいと強く思った」と撮影への熱意を語り、初めての大規模現場に緊張しながらも「集中し続け、先輩方から多くを学んだ」と振り返りました。
藤井監督は「武士が身分を失い苦境に陥る姿が、コロナ禍で職を失った現代人と重なる」とし、「なぜ戦わなければならないのか」という作品の命題を現代に響かせたいと強調。岡田も「作品が放つ情熱と強い波が、多くの人に広がっていくことを期待している」と語り、国際映画祭の場で確かな手応えを実感していました。
■作品情報
タイトル:Netflixシリーズ『イクサガミ』
配信開始日:2025年11月13日(木) 世界独占配信(全6話一挙配信)
出演:岡田准一、藤﨑ゆみあ、清原果耶、東出昌大、染谷将太、早乙女太一、遠藤雄弥、城桧吏、山田孝之、一ノ瀬ワタル、吉岡里帆、二宮和也、玉木宏、伊藤英明 ほか
監督:藤井道人、山口健人、山本透
原作:今村翔吾『イクサガミ』シリーズ(講談社文庫刊)
制作プロダクション:オフィス・シロウズ
企画・製作:Netflix