8月15日より全国公開され、観客から熱い支持を集めている映画『雪風 YUKIKAZE』。その大ヒットを記念して、8月27日(水)にTOHOシネマズ日比谷で御礼舞台挨拶が行われ、主演の竹野内豊、共演の奥平大兼、田中麗奈が登壇しました。
竹野内豊は冒頭、「満御礼ということで今回のイベントがファイナルとなります。戦争を伝える人が徐々にいなくなっている中で、かつてこういう事実があったと伝える事は大きな意味があったのではないかと思います」と、作品に込めた想いを観客へと伝えました。
奥平大兼は「公開から少し経ち、友人や年代が上の方から“映画見たよ”と声をかけてもらえて嬉しいです」と、幅広い世代からの反響を紹介。田中麗奈も「全国各地でキャンペーンを通じて直接感想をいただき、幸せだと感じています」と感謝を述べました。
イベントでは、観客からの反応について問われた竹野内が「この映画を観て“助け舟”という言葉の真の意味を感じました。本当の意味での“助け舟”をたくさんの方が求めている時代に、この作品を作れて良かった」と語りかけ、会場は静かに頷く雰囲気に包まれました。
また田中は「小学生が真剣に観ていたと聞き、本当に嬉しかったです」と語り、世代を超えて届いた作品の意義を実感していました。
舞台挨拶では、実際に駆逐艦「初霜」に電信員として乗艦していた故・今井桂さんのコメント映像も上映。戦争の生々しい記憶と「もう二度とこのような戦争は起こしたくはない」という強い願いが伝えられました。
その言葉を受けた竹野内は「実体験された方のお話を聞けなくなりつつある今、私たちがバトンを受け取り、後世に伝えていくことが義務」と真摯に語り、会場を大きな拍手で包みました。
■作品情報
『雪風 YUKIKAZE』
出演:竹野内豊、玉木宏、奥平大兼、當真あみ、田中麗奈、中井貴一 ほか
主題歌:「手紙」Uru(ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/バンダイナムコフィルムワークス
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