韓国発、“音系”団地ホラー『層間騒音』日本公開決定!10月10日より全国ロードショー

韓国で3週連続興行収入第1位を記録した団地ホラー映画『層間騒音』(読み:そうかんそうおん)が、2024年10月10日(金)より日本公開されることが決定した。あわせて、恐怖と不安を視覚と聴覚に訴えかけるティザービジュアルも解禁された。

ドン、バタン、カタカタ…。誰もが日常で耳にする生活音が、もしも正体不明の“怖音(ふおん)”だったとしたら? 本作『層間騒音』は、韓国で社会問題ともなっている集合住宅の“層間騒音”を題材にした異色のホラー作品。2025年6月の韓国公開と同時に口コミで話題を呼び、3週連続で興行収入第1位を獲得するなど大ヒットを記録した。

第57回シッチェス・カタロニア国際映画祭では、芸術監督アンヘル・サラ・コルビ氏が“今年最高のジャンプスケア”と絶賛。「『仄暗い水の底から』の再来」「韓国ホラーの新たなマスターピース」との声も上がっており、ホラーファンの期待が高まっている。

メガホンを取ったのは、短編映画祭で最優秀作品賞を受賞した実力派のキム・スジン監督。『哭声/コクソン』『コンジアム』などで音響を担当したパク・ヨンギが、本作でも観客の背筋を凍らせるサウンド設計を手掛けている。

公開されたティザービジュアルには、「お願いです 静かにしてください」などと書かれた赤い殴り書きや、「うめき声うるさい」「足音やめろ」といった貼り紙が団地のドアに複数張り付けられている衝撃的な構図。不穏な“音”が周囲にも悪影響を及ぼしていたことが一目で分かる仕上がりだ。

また場面写真には、ジュヨンがわずかにドアを開けて団地の廊下をうかがう姿が写され、張り詰めた空気感と緊張感を伝えている。

キム・スジン監督は、脚本執筆中や撮影中に物が倒れる心霊現象や不可解な音を実際に経験したと語っており、現場でも“ふおん”が存在していたと感じられるような証言も。観客もぜひ劇場でその“怖音”体験を追体験していただきたい。

■映画情報
タイトル:『層間騒音』
原題:『노이즈(NOISE)』
公開日:2024年10月10日(金)
監督:キム・スジン
出演:イ・ソンビン、キム・ミンソク、ハン・スア、リュ・ギョンス、チョン・イクリョン ほか
上映時間:93分
言語:韓国語(日本語字幕:朴澤蓉子)
配給:ツイン
提供:ツイン、Hulu
上映形式:カラー/ビスタサイズ/5.1ch/映倫区分:G
公開劇場:新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほか全国ロードショー

あらすじ:
物語の主人公は聴覚障がいを持つソ・ジュヨン(イ・ソンビン)。ある日、疎遠になっていた妹ジュヒが失踪したと知らされる。ジュヒが住んでいた団地を訪れたジュヨンは、天井に敷き詰められた防音シートや、隣人の不穏な言動に不安を覚える。補聴器を通じて聞こえてくる奇妙な音、感じ始める“何か”の存在──。妹の失踪と、この音は関係しているのか?

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