映画『ババンババンバンバンパイア』の公開を目前に控えた6月30日、作品の舞台モデルにもなった東京都練馬区の老舗銭湯「たつの湯」にて、主演の吉沢亮と共演の板垣李光人が登壇するトークイベントが開催された。

首元に手ぬぐいを下げた“銭湯ルック”で登場した二人。森蘭丸役の吉沢は「銭湯でイベントは初めて。たつの湯で撮影もさせていただき、イベントまでできて嬉しい」と語り、立野李仁役の板垣も「自分たちが撮影した場所でイベントができるなんて光栄」と笑顔を見せた。

トークでは、作品のユニークな撮影秘話が続出。篠塚葵との“勘違いキス”シーンについて、吉沢が「『チュチュチュ』というセリフを笑いながら観ていた」と明かすと、板垣は「監督が『チュの数にこだわっていて…』」と照れながら撮影の裏話を披露。吉沢も「よくあれを笑わずにやれたな」とその演技を称賛した。

また、吉沢の変顔が炸裂する“悶絶シーン”では、「あれは瞬発力です。実はああいうの大好きなんです」と意外なコメディ好きを告白。板垣は「表情筋をフル活用されていてすごかった」と驚きを隠さなかった。

薪割りシーンでは、吉沢から「遠心力で割る」というコツを教わったという板垣。「教わったら一発で成功して、吉沢さんの器用さに驚きました」と尊敬のまなざしを送った。

また、二人は大河ドラマ『青天を衝け』以来の共演。吉沢は「僕らは省エネタイプ。静かに淡々としているところが似ている」と述べると、板垣は「吉沢さんは職人気質。撮影以外でも自分と向き合っているように見えました」と語った。

イベント後半には“いい湯加減チャレンジ”にも挑戦。70℃の湯に水を注いで40℃ぴったりを目指すという企画に吉沢は「数学得意なので！」と自信満々。結果は44.5℃で「クッソ～！」と悔しがりつつも、終始和やかなムードでイベントは締めくくられた。

最後に、板垣は「この作品はおバカだけど、どのキャラも一途で美しい。笑って泣けるエンタメです」とコメント。吉沢も「笑い、涙、アクション、歌まで詰まった作品。ぜひ夏の思い出に観てほしい」と観客に熱いメッセージを贈った。

■映画情報

『ババンババンバンバンパイア』
2025年7月4日（金）全国公開
出演：吉沢亮、板垣李光人、原菜乃華、関口メンディー、満島真之介、眞栄田郷敦 ほか
原作：奥嶋ひろまさ「ババンババンバンバンパイア」（別冊少年チャンピオン／秋田書店）
監督：浜崎慎治
脚本：松田裕子
主題歌：imase「いい湯だな 2025 imase × mabanua MIX」
配給：松竹
©2025「ババンババンバンバンパイア」製作委員会©奥嶋ひろまさ（秋田書店）2022