『インファナル・アフェア』シリーズ以来、トニー・レオンとアンディ・ラウが20年ぶりの共演を果たした劇場新作映画『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』が、2025年1月24日より公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルが披露された。
本作は、アジアのトップスター、トニー・レオンとアンディ・ラウが、『インファナル・アフェア』シリーズ以来20年ぶりの共演を果たし、総製作費70億円を投じて、香港黄金時代を豪華絢爛に再現したエンタメ超大作。1980年代、イギリスによる植民地支配の終焉が近づく狂乱の香港バブル経済時代を舞台に、ビジネスエリートたちの熾烈な陰謀うずまく、巨額の金融詐欺事件を描く。
「あなたはこの数年で30億香港ドルを稼いでいる。あの金はどこから?」と冷静沈着な面持ちで詰問するのはアンディ・ラウ演じる捜査官ラウ・カイユン。そしてトニー・レオン演じる詐欺師のチン・ヤッインは、問い詰められても余裕たっぷりな笑顔でかわそうとする。高次元の攻防で幕を開ける予告編。金と欲望が渦巻く80年代香港。ゼロから成りあがった“凄腕詐欺師”チンは「私が触れるもの全てが金になる」と豪語。これに対し、「金持ちでも、善悪を決める資格はない」と自分の信条を糧に追い込んでいく“執念の捜査官”ラウのセリフが続き、2人の男の生きざまの違いが描写される。そして「奴は香港人から100億ドル以上騙し取った」と語られる通り、巧みに人心掌握し、金を手に入れるチン。さらに金の為なら人の命など軽いものとでも言うかのように狙われるラウ。突っ込んでくる車を回避しようともがく危機一髪のシーンが切り取られた。謎の水死体映像も挟まれ、油断できない緊張感がひしひしと伝わってくる。若かりし頃のチンが黄金に輝く「ゴールデン・ヒル・ハウス」を車窓から見上げる様からは、手段を選ばず目標へと突き進む覚悟を決めた様子を読み取ることができる。予告編のクライマックスでは銃声と共に乱闘が始まり、海上では船が爆破…怒濤の展開となる中、「無傷でいられるとでも?」とジリジリと追い詰めていく捜査官ラウの描写も。最後には「任せるよ、捜査官」と飄々と答えるチンが印象的だ。一筋縄ではいかない男同士の対決は果たしてどんな決着を見せるのか。
「凄腕詐欺師 VS 執念の捜査官」のコピーを挟み、コインを手に余裕たっぷりに構えるトニー・レオン演じる詐欺師チンと、チンの検挙を目指し、眼光鋭く前を見据えるアンディ・ラウ演じるラウ捜査官の対立が印象的なポスタービジュアル。チンが悪質な違法取引を通じて築き上げた嘉文世紀グループの黄金のロゴマークと、ネオン光る80年代香港の街並みを拝見とした、「豪華絢爛、衝撃の金融エンターテインメント誕生!」に違わぬビジュアルとなっている。
『ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件』
2025年1月24日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:フェリックス・チョン
出演:トニー・レオン アンディ・ラウ シャーリーン・チョイ サイモン・ヤム カルロス・チェン マイケル・ニン フィリップ・キョン アレックス・フォン タイ・ボー チン・ガーロウ
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
【ストーリー】 イギリスによる植民地支配の終焉が近づく香港。身ひとつで入国した野心家の男、チン・ヤッイン(トニー・レオン)は、悪質な違法取引を通じて徐々に香港に足場を築いていく。そして80年代株式市場ブームの波に乗ると、資産100億ドルの嘉文世紀グループ立ち上げに成功、時代のレジェンドとなる。一方、汚職対策独立委員会(ICAC)のエリート捜査官ラウ・カイユン(アンディ・ラウ)は、チンの陰謀に目を付け、その後15年間にも及ぶ粘り強い捜査への道のりを歩み始めていた。人命も価値を失うほどの大金が動く、マネーゲームの代償を負うのは果たして誰なのか。そしてチンとラウの駆け引きの行方はいかに…。
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