浅野忠信の色気、野性味、孤独、躍動、様々な表情に心を揺さぶられる『レイブンズ』特報映像

ハリウッド製作ドラマ「SHOGUN 将軍」でエミー賞助演男優賞にノミネートされ、いま全世界が注目する国際派俳優・浅野忠信最新主演作で、フランス、日本、スペイン、ベルギー合作映画『レイブンズ』が、2025年3月に公開される。このほど、特報映像が披露された。

浅野が演じたのは、伝説の天才写真家、深瀬昌久、実在の人物だ。カラスを執拗に撮り続けた代表作《鴉》(英:《Ravens》)は日本の写真史にその名を刻み、世界的にも高い評価を受け続けている。深瀬は、天賦の才の一方で、心を閉ざし、闇を抱えていた。それは異形の“鴉の化身”として現れ、芸術家への道を容赦なく説く。深瀬の最愛の妻であり最強の被写体であった洋子の存在を犠牲にしても。本作は、それぞれの芸術と愛を追い求める深瀬と洋子の50年にわたる複雑かつ普遍的なダークファンタジー・ラブストーリー。

洋子役は、本作で海外合作映画初挑戦の瀧内公美。写真家である深瀬の被写体にとどまらず、夫を闇落ちから守る、パワフルな存在感を見せる。古舘寛治は、深瀬の父親の深瀬助造役。北海道で老舗写真館を経営し、戦争で心を病み、息子に厳しく接する複雑な心情を抑えた演技でみごとに表現。池松壮亮は写真家深瀬昌久の助手正田役。60年代から晩年まで、公私ともに師を支え深瀬がアル中になっても見捨てなかった。深瀬のぎりぎりの精神を支えたリスペクトをやわらかな演技で表現した。高岡早紀は深瀬の行きつけの新宿ゴールデン街のバー「南海(なみ)」の店主。泥酔する深瀬を見守りつつ、写真家としての才能を信じ続ける。懐深い役を知的にエレガントに演じた。

特報映像は、天才写真家深瀬昌久を演じた浅野忠信の魅力が炸裂する。駆け出し写真家の初々しい深瀬、最高の被写体にして最愛の洋子を撮りまくる恋する深瀬、写真界で認められず酒に溺れ焦る深瀬、天才と認められても洋子は去った虚無感の深瀬…。UKロックサウンドに乗って、浅野忠信の色気、野性味、孤独、躍動、様々な表情に心を揺さぶられる60秒となっている。

『レイブンズ』
2025年3月よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館、ユーロスペースほか全国ロードショー
監督・脚本:マーク・ギル
出演:浅野忠信 瀧内久美 古館寛治 池松壮亮 高岡早紀
配給:アークエンタテインメント

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