エッフェル塔の設計に挑んだギュスターヴ・エッフェルの偉業の裏に秘められた愛を描くロマン・デュリス主演の映画『EIFFEL(原題)』が、邦題を『エッフェル塔~創造者の愛~』として2023年3月3日より公開される。このほど、日本版ポスタービジュアルがお披露目となった。
本作は、危険の伴う壮大なエッフェル塔の設計に挑戦したギュスターヴ・エッフェルが成功を掴む影で、ある女性への秘められた想いを情熱的、かつ、大胆に創作したヒューマン・ラブストーリー。
今回公開されたポスタービジュアルでは、本作が描くギュスターヴ・エッフェルの持つ二つの情熱的な姿を表現している。それは、パリ市民が誇るシンボルとして誰も挑戦したことのない美しい塔を必死に完成させようとする姿と、忘れられない想い人を前に愛する気持ちを抑えられない姿だ。ビジュアルの上段には爽やかな青空の下でまだ建設中でありながらも美しく、かつ、堂々とそびえ立つ凛々しいエッフェル塔。対してビジュアルの下段には、光り輝く夕焼けを背景に、互いに手を添え、向かい合うギュスターヴ・エッフェルとアドリエンヌのふたりをロマンチックに切り取っている。また、その二つを繋ぐものとして、本作の邦題『エッフェル塔~創造者の愛~』を配置したポスタービジュアルとなっている。
また、190年前の12月15日はギュスターヴ・エッフェルの誕生日(1832年12月15日)。91歳まで生きた彼は成功を手にした後も、裕福な階級に染まることなく、自分の作りたいものを納得のいくまで作り続けるという、志を持ったいち職人として生涯を過ごした。
『エッフェル塔~創造者の愛~』
2023年3月3日(金)より、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
監督:マルタン・ブルブロン
脚本:カロリーヌ・ボングラン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:ロマン・デュリス エマ・マッキー ピエール・ドゥラドンシャン アルマンド・ブーランジェ ブルーノ・ラファエリ
配給:キノフィルムズ
【ストーリー】 アメリカの自由の女神像の制作に協力したことで大いなる名声を獲得した、ギュスターヴ・エッフェル(ロマン・デュリス)。世間では3年後の1889年に開催される「パリ万国博覧会」の話題でもちきりだった。そのシンボルモニュメント制作のコンクールには全く興味のなかったエッフェルだが、パーティーの席で大臣から強く参加を要請される。さらに、久しぶりに再会した友人で記者のアントワーヌ・ド・レスタック(ピエール・ドゥラドンシャン)の妻アドリエンヌ(エマ・マッキー)から「大臣と同感です。ぜひ見てみたい。野心作を」と言われたエッフェルは突然、「ブルジョワも労働者も皆が楽しめるように、パリの真ん中に300mの塔をすべて金属で造る」と宣言する。実は初対面のふりをしたレスタックの妻は、エッフェルにとって忘れられない女性だった…。
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