黒木瞳が“魔女”と呼ばれるミステリアスな香水商に扮し、素敵な香りとともに夢を失いそうになっている女性を輝かせ、成長させていく物語『魔女の香水』が、2023年初夏より公開されることが決定した。このほど、クランクアップ直後の12月13日にアンジェパティオにて公開決定記者会見が行われ、キャストの黒木瞳、桜井日奈子、製作統括の菅原智美、本作のオリジナル脚本を手掛けメガホンをとった宮武由衣監督が出席した。

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黒木との共演で「たくさんの刺激をもらった」という桜井は、「黒木さんとは5年前に初の連続ドラマでご一緒しているのですが、今回はリハーサルの段階からご一緒させていただいた」そうで、「“いい意味で”疲れるというか。すごく感情を揺さぶられるので、お芝居を一緒にやらせて頂いて、本当に楽しかったです」と撮影を振り返る。

これに対して黒木が、「私もすごく、本当に刺激を受けました。日奈子ちゃんのお芝居の豊かさで助けられましたので、すごい感謝してます」と応えると、桜井は「実はクランクアップのタイミングが一緒じゃなかったので、黒木さんがそう言ってくださっていたことを後から知って、本当に嬉しかったです！」と満面の笑みで黒木に感謝した。

作品の内容にちなんで、「好きな香り、思い出の香り」を聞かれたキャスト陣。黒木は「一番好きなのは体育倉庫の匂い」と述べ、「コンクリートのような匂いが個人的には好き」とコメント。桜井は、「13年ほどバスケをやっていたので、バッシュの香ばしい匂いで青春時代を思い出す」と答え、会場を温かい笑いに包んでいた。

『魔女の香水』
2023年初夏より全国公開
出演：黒木瞳　桜井日奈子
監督・脚本：宮武由衣
製作統括：菅原智美
配給：アークエンタテインメント

【ストーリー】　白髪の美しく高貴な上品さを漂わせる女性・白石弥生（黒木瞳）が香水店で2つの香水を見せながら常連客を相手に語っている「世の中には似て非なるものがたくさんある」。一方、華やかなセレブ達が集まっているバンケットホールで派遣社員として奮闘する若林恵麻（桜井日奈子）。高卒の恵麻は、いつか正社員になって、一流の仕事を与えられることを目標に頑張るが、後輩の見習い女性へのセクハラ行為を上司に抗議したことで職を失ってしまう。自暴自棄になった恵麻は、声をかけられた夜の街のスカウトマンに連れられ、弥生の店を訪れることに。その店で出会った「魔女さん」と呼ばれる弥生と香りの世界に興味を持った恵麻は、弥生に誘われるまま店で働くことになる。

©映画『魔女の香水』製作委員会