『ロッキー』シリーズ、『ランボー』シリーズで知られるシルヴェスター・スタローンが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手掛けたジェームズ・ガン監督の新作となるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』(原題)に出演することが明らかになった。
▲ジェームズ・ガン監督(左)、シルヴェスター・スタローン(右)
ジェームズ・ガン監督のインスタグラム(jamesgunn)より
ガン監督は、シルヴェスターとの2ショット写真を自身のインスタグラムに投稿。「友人であるシルヴェスターと一緒に仕事をするのはいつも楽しい。今日の『ザ・スーサイド・スクワッド』の仕事も例外ではなかった。スライ(シルヴェスターの愛称)は象徴的な映画スターであるにもかかわらず、彼がどれほど素晴らしい俳優か、多くの人はまだ知らない」とつづり、『ザ・スーサイド・スクワッド』へのシルヴェスターの出演を公表した。
シルヴェスターは、ガン監督がメガホンをとった2017年のマーベル映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』にも出演。ガン監督の投稿に、「ジェームズ、精力的で素晴らしい監督からそう言われるなんて、最高の褒め言葉だ!パンチを続けて」と返答し、再タッグを喜んでいる。
シルヴェスターも自身のインスタグラムで、「この驚くべきプロジェクトで素晴らしい監督と仕事ができて、今年は最高の年になった。こんなに才能あふれる人に囲まれて、僕はとてもラッキーだ!」と、出演を認めるコメントを発信した。
今年2月末に本作の撮影終了を報告していたガン監督。ファンからの「スライが『ザ・スーサイド・スクワッド』に出演するの?このニュースを今知った自分は遅れてるかな」というコメントに、ガン監督は「遅れてないよ。今伝えたんだ」と返答し、今回の出演発表はサプライズだったことを明かしている。
『ザ・スーサイド・スクワッド』には、2016年のオリジナル映画『スーサイド・スクワッド』から、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビー、リック・フラッグ役のジョエル・キナマン、キャプテン・ブーメラン役のジェイ・コートニー、アマンダ・ウォラー役のヴィオラ・デイヴィスが続投。新キャストとして、イドリス・エルバ、ネイサン・フィリオン、ジョン・シナ、マイケル・ルーカーらが参加する。同作は、2021年8月6日に米国公開予定だ。
シルヴェスターは、自ら脚本を書き上げたボクシング映画『ロッキー』(1976)で主人公ロッキー・バルボア役を演じ、同作はアカデミー賞作品賞を受賞、自身も脚本賞と主演男優賞にノミネート。同作はシリーズ化され、第6弾『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006)まで製作された。また、同シリーズの新たな物語『クリード チャンプを継ぐ男』(2015)、『クリード 炎の宿敵』(2018)にもロッキー役として再び登場した。『ランボー』シリーズ(1982、1985、1988、2008、2019)も世界的に高い人気を誇るアクション作品で、シリーズ第5弾となる最新作『ランボー ラスト・ブラッド』は6月26日に日本公開された。
このほかの出演作には、『コブラ』(1986)、『クリフハンガー』(1993)、『デモリションマン』(1993)、『スペシャリスト』(1994)、『ジャッジ・ドレッド』(1995)、『デイライト』(1996)、『コップランド』(1997)、『リベンジ・マッチ』(2013)、『エクスペンダブルズ』シリーズ(2010、2012、2014)、『大脱出』シリーズ(2013、2018、2019)などがある。