染谷将太出演 音楽家・渡邊琢磨の初監督作『ECTO』新ver.が本日より先行配信開始&今秋劇場公開!

染谷将太、川瀬陽太、佐津川愛美が共演する、音楽家・渡邊琢磨の初監督作『ECTO』。これまで全国各地でイベント上映が行われてきた本作だが、新たに音響のポスプロや再編集を行った新バージョンが、本日6月12日より期間限定でオンライン映画館「アップリンク・クラウド」にて先行独占配信され、今秋には劇場公開されることが決定した。劇場公開時には染谷将太監督の短編『清澄』(2015)も併映される。

本作は、音楽家として国内外で活躍し、冨永昌敬監督作『ローリング』、吉田大八監督作『美しい星』など多数の映画音楽を手掛けてきた渡邊琢磨が、監督・脚本・編集・音楽を務めたアンビエントホラー。ある植物園を舞台に不条理な事物が点在する世界(冥界)を彷徨う登場人物たちを描く。渡邊琢磨が音楽を手掛けた染谷将太監督の短編『清澄』のスピンオフ作品として着想された本作は、作中、ヴァルター・ベンヤミンやガストン・バシュラールの言葉が霊体の会話として引用・カットアップされ、弦楽の音や環境音はデジタル加工され変容していく。

出演者には、染谷将太、川瀬陽太、佐津川愛美と多数の出演実績を持つ俳優が集結。抽象場面を、BjorkとのコラボレートやPerfumeの映像演出で知られるTAKCOM、撮影を『きみの鳥はうたえる』、『宮本から君へ』の四宮秀俊が手掛ける。

爆音映画祭で知られるboid・樋口泰人による新レーベル“VOICE OF GHOST”の第1回配給作品となる本作。これまで水戸芸術館、YCAM爆音映画祭、恵比寿映像祭などで弦楽生演奏付でのイベント上映、京都みなみ会館での期間限定上映が行われてきたが、今回は配信版、劇場版ともに、それぞれあらたに音響のポスプロや再編集を行った新バージョンでの上映となる。

■『ECTO』先行配信 概要
配信期間:6月12日(金)14時00分〜7月2日(木)23時59分
配信プラットフォーム:アップリンク・クラウド
作品ページはこちら

■染谷将太 コメント
琢磨さんのあの秘密基地のような自宅から出発したこの世の外へと旅立つ映画。音が画になり、画が音となる。この夏に一番ふさわしい映画です。海外旅行よりもはるか遠くに行ける作品です。あっつい夏の中、冷たさとフツフツと燃えてくる生命力の根源を感じて欲しいです。渡邊琢磨の『ECTO』の世界へ是非いらしてください。

■川瀬陽太 コメント
ウィルスで世界が揺れた今、映画、音楽、表現の世界もこれからの形態を問われている。上映+演奏が基本だった『ECTO』もこれから様々な姿であなたを侵食するつもりだ。楽しんで欲しい。

■佐津川愛美 コメント
『ECTO』をより広く沢山の方に観て頂ける機会を頂き、嬉しく思います。きっと、出会ったことのない「映画体験」になるのではないでしょうか。渡邊琢磨ワールドをこれから体験出来る皆さんが、羨ましいです。

『ECTO』
今秋 アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開
監督・脚本・編集・音楽・効果:渡邊琢磨
出演:染谷将太 川瀬陽太 佐津川愛美
抽象場面監督:TAKCOM
配給:boid VOICE OF GHOST

【ストーリー】 僻遠にある植物園内を徘徊するエクト(染谷将太)は、自身の存在に違和感を持ち、ここを「冥界」だと断言する男(川瀬陽太)に不信感を抱いていた。ある日、植物園に勤める研究員(佐津川愛美)とエクトが邂逅し、事態は思いもよらぬ展開に…。

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『清澄』
監督・脚本・出演:染谷将太
出演:川瀬陽太
音楽:渡邊琢磨

【作品概要】 俳優・染谷将太の監督2作目。東京の東側に位置する川沿い地区。取り留めのない会話。存在と時間は虚構と現実の狭間でゆるやかにブレながら、やがて歪みと共に消失する。青く澄みきった空の下、隅田川は、きょうも静かに流れゆく。漂流する男たちによって繰り広げられる短編ファンタジー。