理不尽な学校の校則に立ち向かう二人の高校生の姿を描く、佐藤勝利(Sexy Zone)、髙橋海人(King & Prince)の共演で贈る映画『ブラック校則』が、11月1日より公開される。このほど、本日10月30日に23歳の誕生日を迎えた佐藤の新場面写真がお披露目となった。
10月30日に23歳の誕生日を迎えた佐藤勝利。過去に主演を務めたドラマ「49」では、あどけなさを残しながらも“事故で亡くなった父親の魂を持った高校生”という複雑な役を演じ、青春小説の実写化で橋本環奈とW主演を務めた映画『ハルチカ』では、ナイーブな性格で少し弱気な頼りない高校生役だったが、所属する吹奏楽部の顧問に密かに想いを寄せる役どころを熱演。スクリーンデビューながらも、初挑戦のホルンに果敢に挑み、舞台挨拶の場では生演奏を披露するなど、役づくりへの情熱をうかがわせた。『ハルチカ』以降は、高校生役に留まらず、「99.9 -刑事専門弁護士-」での窃盗事件の容疑をかけられ心を閉ざしてしまった青年役や、「Missデビル 人事の悪魔・椿眞子」での懸命に上司とのバトルを繰り広げる新入社員役など、「Sexy Zone」でみせる“アイドル・佐藤勝利”とは違った別の顔を見せ、ステップアップを続けてきた。
そんな佐藤の2年振りの主演作、かつ初の映画単独主演となった映画『ブラック校則』は、映画だけでなく、ドラマ、Huluも並行して放送・配信される大プロジェクトだが、約2か月で3メディアすべての撮影を敢行。クランクインでは、「久しぶりの学園ものでお芝居が楽しみ」と語っていたが、実際の撮影での様子を本作の河野英裕プロデューサーは、「(佐藤が演じる)創楽は内向的で自分に自信がなくて、枠からはみ出すことができないキャラクター。クライマックスのシーンまでキャラクターに忠実に『じっと我慢する芝居』をしてね、と伝えていた。反対に(髙橋が演じる)中弥は、自由なキャラクターなので、自由にやってと伝えていたこともあったため、彼(髙橋)がアドリブをやってきても(佐藤は)じっと我慢する芝居をしなければならなかった。佐藤に『大変でしょ?』と聞くと、やっぱり『大変です…』と返ってくるぐらい大変だったと思う」と語る。
確実に演技の幅を広げる佐藤だが、本作のクライマックスシーンでは、決意を固めた力強い眼差しとともにじっと我慢していた想いを一気に溢れさせる。その思い切りのよさ、感情の爆発するさまに、公開前に行われたマスコミ向け試写会でも絶賛の声が相次いでいる。佐藤自身が持つ実直・真面目さと、本作の主人公・創楽のキャラクターがぴったりであり、「座長」として後輩である髙橋ら共演者を引っ張りながら奮闘し、絶賛の声を得た演技はまさに、「俳優・佐藤勝利」としての顔を確立させたといえる。
先日行われた完成披露試写会にて佐藤は、「(初単独主演の作品が)『ブラック校則』でよかったなと思う」と語り、“ブラック校則”に立ち向かう創楽と中弥二人の生徒を中心に映し出されるストーリーながらも「学校のことだけじゃなく、社会の理不尽なことも描かれているので、高校生だけじゃなく大人も楽しめる作品になっている。余白がある映画だと思うので、じっくりと感じ取って色々な想像をしながら観てほしい」と、作品への強い想いを語った。Sexy Zoneとして、そして役者として、常に進歩を続ける佐藤。23歳になった彼の新たな表情やこれからの活躍にも目が離せない。
『ブラック校則』
11月1日(金) 全国公開
10月14日(月)深夜24時59分より、日本テレビにて連続ドラマが放送中
10月14日(月)より、Huluにてオリジナルドラマが配信中
監督:菅原伸太郎
脚本:此元和津也
主題歌:Sexy Zone「麒麟の子」
出演:佐藤勝利(Sexy Zone) 髙橋海人(King & Prince) モトーラ世理奈 田中樹(SixTONES/ジャニーズJr.) 箭内夢菜 堀田真由 葵揚 水沢林太郎 成海璃子 片山友希 吉田靖直 戸塚純貴 星田英利 坂井真紀 光石研 でんでん 薬師丸ひろ子
配給:松竹
【ストーリー】 さえない青春を生きていた高校生・創楽(佐藤勝利)と親友の中弥(髙橋海人)。彼らが通う高校には理不尽に生徒を縛り付ける校則=“ブラック校則”がはびこっていた。ある朝、登校してきた一人の女子生徒に創楽は心を奪われる。彼女の名前は希央(モトーラ世理奈)。生まれ持った美しい栗色の髪を黒く染めるよう強要された希央は、反発して不登校となり、退学寸前に。そして創楽と中弥は決意する。「ブラック校則をぶっ壊す!」。一人では何もできなかった二人が、恋するあの子のため、そして500人の生徒の青春を取り戻すために、ブラック校則と大人たちに立ち向かう!恋と友情の行方は?果たしてブラック校則は?
©2019日本テレビ/ジェイ・ストーム