第20回ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭や第18回ニッポン・コネクションなど、世界各国の映画祭から招待された、作家・宇治茶が3年の歳月を掛けて完成させた全編ゲキメーション長編映画『バイオレンス・ボイジャー』が、5月24日より公開される。このほど、予告編と場面写真がお披露目となった。
本作は、アニメーションと漫画(劇画)を融合した表現方法であるゲキメーション作品にして、ホラー、アクション、コメディ、クライム、ドラマ、ファンタジー、ミステリー、ロマンスなどあらゆるジャンルを詰め込んだ、史上初の全編ゲキメーション長編映画。日本の山奥に住むアメリカ人少年ボビーと友人のあっくんが、村はずれの山に遊びに出掛けた際に見つけた娯楽施設、バイオレンス・ボイジャー。楽しく遊んでいたはずが、そこは次第に恐怖のアトラクションへと変貌する…。
監督は、監督、脚本、編集、キャラクターデザイン、作画、撮影の6役を担当し、3年の歳月を掛けて本作を完成させた、孤高の天才作家、宇治茶。主人公・ボビーの声に「魔法少女まどか☆マギカ」「ブギーポップは笑わない」などに出演した人気声優の悠木碧。ボビーの父親・ジョージの声に、映画『みんなのいえ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した経歴を持つ、ココリコの田中直樹。ボビーの母・よし子の声に、VOCALOIDシリーズ・初音ミクの音声データ提供で知られる藤田咲。ボビーの友達・あっくんの声に、声の出演経験が多く、『ドラえもん のび太の月面探査機』に出演したサバンナの高橋茂雄。ボビーとあっくんの親友・たかあきの声に、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ、「おそ松さん」で知られ、声優の活動以外にも幅広い活躍を見せる小野大輔。謎の娯楽施設バイオレンス・ボイジャーの運営者・古池の声に、俳優、ナレーター、映画監督とマルチに活躍する田口トモロヲなど、声優、芸人、俳優と、豪華かつバラエティ豊かな実力派が結集。ナレーションには松本人志が特別出演。2013年公開の監督作『R100』以来の映画作品への参加となる。
予告編には、主人公・ボビーと友人あっくんが謎の娯楽施設バイオレンス・ボイジャーに足を踏み入れ、施設の運営者・古池も登場し、そこが次第に恐怖のアトラクションへと姿を変える様子が収められている。本映像のナレーションは、バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」でお馴染みの立木文彦が担当。主人公・ボビーの紹介は、本作に特別出演として参加した松本人志が務めている。
『バイオレンス・ボイジャー』
5月24日(金)より、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー
監督・脚本・編集・キャラクターデザイン・作画・撮影:宇治茶
声の出演:悠木碧 田中直樹(ココリコ) 藤田咲 高橋茂雄(サバンナ) 小野大輔 田口トモロヲ 松本人志
配給:よしもとクリエイティブ・エージェンシー
【ストーリー】 日本の山奥の村に住むアメリカ人少年のボビー(声:悠木碧)は、数少ない友人のあっくん(声:高橋茂雄)と飼い猫のデレクを連れて、村はずれの山に遊びに出かけた。その道中、娯楽施設“バイオレンス・ボイジャー”と書かれた看板を発見した彼らは、その看板に惹かれてその施設を目指すことに。彼らが遊び疲れて休憩していたところ、ボロボロの服を着た少女・時子と出会う。彼女は、数日前からここを出られずにいると言う。彼らは先客として迷い込んでいた村の子どもたちに出会うが、謎の白スーツを着た子どもの襲撃を受け、子どもたちは次々と捕獲されてしまう。時子の救出と復讐を果たすために、彼らは立ち上がるのだった…!
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