“書店員が選んだもう一度読みたい文庫”恋愛部門第1位に選ばれた、松尾由美による同名小説を、高橋一生と川口春奈のダブル主演で映画化した『九月の恋と出会うまで』が、3月1日より公開される。このほど、andropによる本作の描き下ろし主題歌「Koi」の映画版ミュージックビデオがお披露目となった。
不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)と小説家を志す隣人・平野(高橋一生)。ある日、志織の部屋から聞こえた“未来からの誰かの声”によって、志織は一命を取り留める。しかし平野は志織に<タイムパラドクス>が生じることに気づく。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。
本作は、高橋のキャリアの中での初恋愛映画主演作であり、そんな高橋との共演が夢だったと話す川口がダブル主演で初共演を果たした。監督は、『探検隊の栄光』や『猫なんかよんでもこない。』、『わたしに××しなさい!』を手掛けた山本透が務める。
主題歌を担当するandropは、多くの映画やドラマの主題歌に起用され、有名アーティストに楽曲提供するなど、その実力が多くの若者から支持を得ているバンド。ボーカルの内澤は、「恋を歌う楽曲はなかなか作ることが無いのですが、まっすぐで素直な登場人物たちに背中を押されながらこれまでに作れなかった楽曲に挑戦することができました」とコメントを寄せた。
映画版MVは、平野と志織の2人のストーリーが「Koi」に合わせ展開していく映像となっており、公園で子供のボールをとってあげる志織を遠くから優しい目で見つめる平野や、部屋のドアの前で突然倒れた志織を真摯に看病する平野のシーンなど、志織への一途な気持ちが、ハートフルで心地の良いサウンドと共に描かれている。さらに、手が触れるか触れないかの微妙な距離感で歩く2人や、それぞれが切ない表情で涙を流すシーンなど、2人の関係が気になる内容に加え、内澤のクリアな歌声で「物語が僕を拒んだって、誰かが運命を定めたって、会いに行くよ どこにだって 探し続けるよ」と、本編に沿った歌詞が歌われる部分にも注目だ。
『九月の恋と出会うまで』
3月1日(金) 全国ロードショー
監督:山本透
原作:松尾由美「九月の恋と出会うまで」(双葉社刊)
主題歌:androp「Koi」(image world / ZEN MUSIC)
出演:高橋一生 川口春奈 浜野謙太 中村優子 川栄李奈 古舘佑太郎 ミッキー・カーチス
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 ちょっと不思議なマンションに引っ越してきた志織(川口春奈)は、小説家志望の隣人平野(高橋一生)と運命的に出会う。そして、新しい部屋で突然聞こえてきた不思議な声―。「こちらは1年後の未来です。あなたに危険が迫っています!」それは強盗殺人にあうところだった志織を助けようと時空を越えて届いた、未来からの誰かの声だった。相談を受けた平野は、助かった志織に<タイムパラドクス>が生じることに気付く。それは1年後、志織の存在が消えることを意味していた。必死に自分を助けようとする平野に惹かれていく志織だったが、平野との別れは近づいていた―。
(C)松尾由美/双葉社 (C)2019 映画「九月の恋と出会うまで」製作委員