「天元突破グレンラガン」、「キルラキル」のTVシリーズを手掛けた今石洋之監督と脚本の中島かずきが再びタッグを組み、アニメーション制作TRIGGERと製作XFLAGで贈る劇場アニメーション作品『プロメア』が、5月24日より公開される。このほど、5月15日にＴＯＨＯシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露舞台挨拶が行われ、キャストの松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、ケンドーコバヤシ、古田新太、佐倉綾音、脚本の中島かずき、今石洋之監督が登壇した。
はじめに、本作を鑑賞した感想を聞かれた松山は、「まず驚いたのは色。色の鮮やかさ。表現が今まで見たことのない炎や水だったので、すごく惹き込まれました」とコメント。早乙女も「めちゃくちゃ目が痛くなりました（笑）」と鮮やかなカラーが本作の魅力であると伝えた。
消防隊＜バーニングレスキュー＞の新人隊員である主人公ガロ役を演じた松山は、「（脚本の）かずきさんが書いてくれる僕がやる役は、だいたいバカ」だそうだが、「いい意味で、その熱さ、バカさ加減をお客さんに届けないとな」という気持ちで演じたとのこと。続けて、「（監督の）今石さんと（脚本の）かずきさんの世界観の中で、太一くんと堺さんと一緒にやることが大好きなんだ！という気持ちで、楽しく収録を終えられました」と語った。
ガロと対峙する、炎を操る人種＜マッドバーニッシュ＞のリーダー・リオ役を演じた早乙女は「僕もかずきさんが書いてくれるキャラクターは、だいたい根暗。何かを背負っているというものが多い」とコメント。「今回は声だけということなので、何かを背負っている感じが声に出ればいいな」と意識しながら収録したと明かした。
物語の鍵を握るガロの上司・クレイ役を演じた堺は「後半ですごく大きな声を出すので、少しセーブしようと思って」いたようだが、「レベル1からレベル5ぐらいで、少しずつ計算して（声を出して）いこうと思ったら、わりと早いシーンでレベル5をやれと言われて。その時のめまいに似た感覚をよく覚えています」とアフレコに苦労した様子。松山から「僕は最初からレベル5でしたね！抑えるところがなかったかもしれない」と全てのシーンを全力で演技したと言われると、堺は「それにつられてペースを乱されてしまいました（笑）」と苦笑いで答えていた。
同じ日に収録したという松山と早乙女と堺。松山は二人との共演を振り返り、「太一くんは色気がある。キャラクターに本当にマッチしていて…男性なんですけど、ムラムラする感じはあるよね」と伝えると、早乙女から「気持ち悪い（笑）」とツッコみが。さらに堺との共演について、松山が「堺さんは二面性がある。そういうところも僕はムラムラする」と告白。「それを消すかのように叫んでいたんだけどね（笑）」と、松山は収録時の意外な心境を明かしていた。
『プロメア』
5月24日（金） 全国ロードショー
原作：TRIGGER・中島かずき
監督：今石洋之
脚本：中島かずき
キャラクターデザイン：コヤマシゲト
美術監督：久保友孝（でほぎゃらりー）
音楽：澤野弘之
タイトルロゴデザイン：市古斉史（TGB design.）
アニメーション制作：TRIGGER
3DCG制作：サンジゲン
製作：XFLAG
主題歌・エンディングテーマ：Superfly「覚醒」「氷に閉じ込めて」（ワーナーミュージック・ジャパン）
声の出演：松山ケンイチ 早乙女太一 堺雅人 ケンドーコバヤシ 古田新太 佐倉綾音 吉野裕行 稲田徹 新谷真弓 小山力也 小清水亜美 楠大典 檜山修之 小西克幸 柚木涼香
配給：東宝映像事業部
【ストーリー】 世界大炎上―全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種＜バーニッシュ＞の出現だった。あれから30年―攻撃的な一部の面々が＜マッドバーニッシュ＞を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊＜バーニングレスキュー＞の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロ（声：松山ケンイチ）と＜マッドバーニッシュ＞のリーダー・リオ（声：早乙女太一）。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は―。
©TRIGGER・中島かずき/XFLAG
