「天地明察」、「マルドゥック・スクランブル」のベストセラー作家・冲方丁(うぶかたとう)の同名小説の実写映画化で、堤幸彦監督、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈ら豪華若手キャスト共演で贈る『十二人の死にたい子どもたち』が、1月25日より公開中。このほど、2月5日に丸の内ピカデリーにて大ヒット御礼舞台挨拶が行われ、キャストの新田真剣佑が登壇した。
2月4日で興行収入が8億円を突破した本作。今回のイベントは2月5日実施ということで、“5番”シンジロウ役を演じた新田が登場した。1月26日実施の公開記念舞台挨拶はインフルエンザのため欠席した新田は、「2月5日だから5番ってわけじゃないですよね?(公開記念舞台挨拶に)出られなかったからですよね?本当に失礼しました」と申し訳なさそうにしつつ、「今日はこうやって皆さんの前に立てて幸せです。ありがとうございます!」と集まった多くの観客へ挨拶した。
本イベントは堤幸彦監督も登壇予定だったが、まさかのインフルエンザ発症のため欠席に。堤監督からは「新田真剣佑くんのリベンジ舞台挨拶をインフル返しで欠席してしまい、まったく申し訳ない!」とメッセージが寄せられた。熱は出ていないという堤監督に、新田は「熱なくてよかったですね~」と言葉を贈っていた。
本作の現場について、「内容とは違ってとても楽しい現場でした」とコメントした新田。キャストたちは仲良くランチを楽しんでいたそうだが、「そんななか、高杉真宙くんは不敵な笑みを浮かべていました…。そんな役なので、ご飯を食べてるときも何か企んでるように見えちゃうんですよ」と暴露していた。
イベントの中盤には、共演者が新田に聴きたかったという質問コーナーも実施。杉咲花からは「好きな食べ物は何ですか?」という質問があり、新田は「肉…?」と返答。杉咲によると、新田は朝から豚キムチラーメンを食べたり、ピザを毎日食べていたというが、「舞台が終わってすごく痩せちゃって、すぐ『十二人の死にたい子どもたち』の撮影だったので、エネルギーが欲しかったんでしょうね」と撮影時を振り返った。
北村匠海からは「僕との思い出で一番印象深いことを教えてください」という要望が。新田は「ある日は匠海の家に行ってベランダで二人で座りながら、夏だったんですけど、夜空を見上げながらお酒を飲んでしゃべったりしたし…」と北村との数々のエピソードを明かし、「一つには決められないです!」と二人の思い出を語っていた。
高杉真宙からは「どうしたら新田さんのように素晴らしく人と接することが可能でしょうか?」という相談も。新田は「根本的な性格が違うからどうしようも言えないね(笑)。うーん、わかんないや!」と悩みつつも、「とりあえずハグから入ればいいんじゃない?」とコメント。続けて、「でも、初日に(高杉に)ハグしたんですけど、すごいおどおどしちゃってたから無理かな…」と再び考え込み、最終的には「まずハグして、それからいこう!頑張ってね」と高杉にアドバイスしていた。
『十二人の死にたい子どもたち』
1月25日(金)より全国ロードショー中
監督:堤幸彦
原作:冲方丁「十二人の死にたい子どもたち」(文藝春秋刊)
脚本:倉持裕
主題歌:The Royal Concept「On Our Way」(ユニバーサル ミュージック)
出演:杉咲花 新田真剣佑 北村匠海 高杉真宙 黒島結菜 橋本環奈 吉川愛 萩原利久 渕野右登 坂東龍汰 古川琴音 竹内愛紗 とまん
配給:ワーナー・ブラザース映画
【ストーリー】 その日、12人の未成年たちが、安楽死を求め廃病院の密室に集まった。「みんなで死ねば、怖くないから」。ところが、彼らはそこで13人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。突然の出来事にはばまれる彼らの安楽死。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。彼らだけしか知らない計画のはず。まさかこの12人の中に殺人鬼が……?死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、12人の死にたい理由が生々しくえぐられいく。全員、ヤバい。気が抜けない。いつ誰が殺人鬼と化すかもわからず、パニックは最高潮に。彼らは、安心して“死ねるのか”、怯えながら“殺されるのか”。監督・堤幸彦が仕掛ける、出口無しのノンストップ未体験・密室サスペンスゲームの幕が上がる。
©2019「十二人の死にたい子どもたち」製作委員会