リドリー・スコット監督による名作SFを、『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が甦らせた35年ぶりの続編『ブレードランナー 2049』。前作はカルト的人気となったが、果たして今作は…ツイッターでのみんなの感想は?
極上の一本。前作を汚さないだけでも優秀。
ちゃんと「自分とは何者か」というメインテーマを継承し
自分の「絵」で魅せてくれました。ただし往年のファンには上映時間がちょっと長くクライマックスは尿意との戦い。感動よりも膀胱がはち切れそうでっ!
作品のヴィジョンの力で世界自体を変容させてしまったリドリー・スコットの衝撃力と、前作が切り開いた道を優等生的に進みながら、明らかに「映画的完成度」では前作を遥かに上回ったヴィルヌーヴ監督。
いまのところは「前作の衝撃へ戻る」力の強さが目立つ結果か・・・
冒頭の農場。鉄鍋がグツグツ煮えているリビングの色 や空気感がタルコフスキーやソクーロフを彷彿させてもう住みてぇ!と思う程好き。あの煮えている鍋の蓋をぱかっと開けるところ。ああ、彼はヒトでは無いからね…と腑に落とすさり気ないシーンが印象深い。最高だ。
『LA LA LAND』を観たときも思いましたが、キッチンで一人で立っている姿が絵になる男、ライアン・ゴズリング
┌|≧∇≦|┘
デッカードの真偽のくだりとか、逃避行の末何が起きていたのかとか、様々なキャラクターもちゃんと拾われていて堪らんでした。微妙な日本感も健在。でもちゃんと新しいのが凄い。そしてウォレス社のスポンサーはSONYだったのかな…w
ハンス・ジマーはとにかくヴァンゲリスの音響に物凄い敬意を払いつつサウンドを構築していったと思う。
イメージを壊さず、自身の音を主張していくサウンドメイキングは素晴らしかった
レーザーIMAXで #ブレードランナー2049
良かった〜
大阪来た甲斐あった。2回目の観賞なので細かい所にも気がつく。鍋の蓋とかプジョーとか。
ジャレッド・レト演じる盲目のウォレスが視覚補助デバイスを付けるのだが、その表面に漢字で【市】と印刷されてたのには笑った。
明日は京都で吹替版!
ブレードランナー2049。まがい物が求めるのは心。その先には魂がある。レプリカントが見る夢の先で求めたものは、皮肉にも人間そのものだったのではないか。だからこそ見てしまった奇跡を繋ぐ為、まがい物は大義を持って命を掛ける。静かで熱い、魂の物語。
『 #ブレードランナー2049 』観た。前作よりディックみが増しててディック好き的には大満足。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はディック原作と相性良さそうとは思ってたけど、今までに観たディック作品の映画化の中では群を抜いた出来だと思う(本作をディック原作と呼んでよいかは別として)。
前作を観ていないので入っていけるか心配だったけれど、とても良かったです。人間にとって、かけがえのないものは「記憶」なのかもしれない。美しい記憶がひとつでもあれば、その想い出を胸に生きていける。それに、たとえどんな辛い記憶だとしても、それが生きてきた証。
前作よりポエミーなカンジを抑えめでわかりやすい作りだった。ただし伏線は複雑。あの長さゆえの二段仕込みだった。でも長ったらしくは感じなかった。前作は予習必須。予備知識が必要なのもあるけど、ぜひロイとジョーの生きざまを比較してほしい。
ジャレッド・レトのウォレス、よくハマっていたけど、もしbowieが生きていてウォレス役を演っていたら、どうなっていたかな。思い出したのは、Heathenのジャケット。
冒頭、Kとサッパーの会話をわざと長くしているが、この緊張感の演出方法は『七人の侍』の影響か?(画像参照)
あと
『生きる』と重なるイメージが多い
・仕事に満足していない主人公
・ハッピーバースデイ
・仕事をやりとげた後の雪
#ブレードランナー2049 だけ続編が作られるなんてズルい。#時計じかけのオレンジ も続編を作って欲しい。時計じかけのオレンジ2049。
マルコムマクドゥエルがアレックス役で出て来て、若者達に「この老害め!」って言われてスティッキでぼこぼこにされるエピソード有りで。
『ブレードランナー 2049』
2017年10月27日公開
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ
出演:ライアン・ゴズリング ハリソン・フォード アナ・デ・アルマス ジャレッド・レト ロビン・ライト シルビア・ホークス
配給:ソニー・ピクチャーズ