若手実力派俳優、菅田将暉と、『息もできない』などの韓国の名優ヤン・イクチュン共演、寺山修司の長編小説を映画化した『あゝ、荒野』の後篇。ツイッターでのみんなの感想は？
昨日は、「あゝ、荒野 後篇」公開初日で早速鑑賞。
(前篇同様)惹き込まれ続けて、観終えた後は放心状態···『今夜』が流れるエンドロールで涙。
一言では表現できない気持ちでいっぱいで、語彙力のない自分が悔しいが、熱量と”想い”が半端じゃない！本当に凄い映画！私は好き！
「あゝ、荒野 後篇」
前篇に引き続き非常に引き込まれる作品だった。
最後の試合シーンは心拍数上がったし、観賞後の脱力感が凄かった。
こういった感覚にさせてくれる映画があるから、毎週末映画館に足を運んでいるんだろうな。
後篇、公開待ち遠しかった。大都会の中で孤独と戦って生きる人たちが、つかの間愛を確認するため肌を重ねるけど、また生きるためにそれぞれの闘いに向かっていく。孤独と闘う切なさ苦しさを激しいボクシングの試合に重ねて、負けるなと絶叫する観客は自分自身でもあり、泣けてしまう。
建二の愛は歪だったな…でもそんな歪な愛を向ける建二に感情移入できた。こんな難しい役をこなしてしまうヤンイクチュンさん凄い。私も新次に殴られ殴りたいと思った(変態的な意味じゃなく)。最後の試合は菅田君が言ってた通りセレモニー。壮大なBoxingLove。
新次、バリカン、芳子…。それぞれ過去に何かを抱え、その内なる想いをぶつけぶつかっていく様が苦しくもあり、美しくもあり胸を打つ。今を生きながらも過去に心を捕らわれ支配され、それを原動力に時には枷にしながら進んでいく。映画と現実世界との違いが分からなくなるくらいリアル
なんて映画なんだ！
あゝドキドキ♡とか言ってる場合じゃなかった。
魂が抜けて何も出来ねーー
しばらく動けなかった。
ブラフマン の「今夜」が染みるってもんじゃなく、もっと、鳴咽が止まらない状態?
家だったら泣き崩れてた?
ちゃんと家に帰れるかな？
しっかり歩こう！
ラストの新次がやっぱり強烈
あの表情に色んな意味を考えてしまう
あの時、どんな気持ちだったんだろう途中から新次の勢いについていくのが難しくなる。そこからは怒涛で。最後のあのシーンは映画史に残る。菅田将暉、恐るべし。
岸壁を歩きながら母親に呼び止められて振り返る幼い芳子と 新宿の交差点で忘れ物を渡した後に新次を振り返る成長した芳子が同じ表情しているのが…痺れた? 芳子はあれからまだずっと荒野に居るんだなと気付かされる瞬間
裕二と新次。新宿新次とバリカン健二の対照的な２試合のボクシングシーンは本当に見ごたえあり演技を超えていたと思う。復讐、恨み、親友同士の生死・宿命をかけた戦い。菅田将暉くん、ヤンさん、山田裕貴くんが実に素晴らしい。特にラスト10分の戦い・拳・表情は目が離せなかった。
思い出すだけでも
涙が出てくる。新次とバリカンの友情は
単に｢男の友情｣っていう言葉で
言ってはいけない気がします。映画館でボロボロ泣いたのは
『あゝ、荒野』が初めてです。もう一度、観に行きます。
1人でも多くの人に
この魂の映画を
観てもらえますように
あゝ、荒野 後編??想像を遥かに超えた！！！とにかく濃い！重い！辛い！ただただ凄いとしか言葉が出てこない！役者そして監督が異常！監督の脳内も度を超えてるしその要望をさらに超えてくる役者たち！恐ろしい作品に出会った！こんな気持ちになれた時間はまさに『極上の時間』
力は強いのに自信のなさや恐れに支配されていた前篇のバリカンが、後篇では内側から頑張って強くなっていく。しかしそれでもいっぱいの優しさだけは根底にある。その絶妙な変容と変わらなさを、ヤン・イクチュンさんが見事に演じていた。
『あゝ、荒野 後篇』
2017年10月21日公開
監督：岸善幸 原作：「あゝ、荒野」寺山修司（角川文庫）
主題歌：BRAHMAN「今夜」（NOFRAMES recordings/TOY’S FACTORY/TACTICS RECORDS）
出演：菅田将暉 ヤン・イクチュン 木下あかり モロ師岡 高橋和也 今野杏南 山田裕貴 でんでん 木村多江 ユースケ・サンタマリア
©2017『あゝ、荒野』フィルムパートナーズ
