『アズミ・ハルコは行方不明』「紀子の食卓」と「ローラーガールズ・ダイアリー」を思い浮かべていた

『私たちのハァハァ』の松居大悟監督が、山内マリコの同名小説を映画化。単独初主演は『百万円と苦虫女』以来8年ぶりとなる蒼井優や、朝ドラの“とと姉ちゃん”とは真逆のバカギャルを演じた高畑充希ら、女優陣の新たな面が観られるという本作。特に女性は心がギューっとなるような映画になっているようだ。

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めちゃくちゃカッコよかった
音楽がハマっていて、録音とのバランスがいい!
少女ギャング団の色調とか、ピントの移動とか、撮影のこだわりも感じられた純粋に断片化した、構成もカッコよく、原作の持ち味を十二分に活かしてた高畑充希ちゃんの、バカギャルも最高

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これ、人生の先が見えない女やストリートアートや、高校生ギャングみたいな要素って、下北や中央線沿線や池袋ならまあ普通にあるよね。でもそれを北関東の地方都市で、小学校の同級生レベルの閉じた範囲でやってるのが息が詰まる感あってスゴイんですよw。

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“地方都市”における男性性への依存みたいのが強く出ていた。付き合ってもすることと言えば性交渉ばかり、そんな閉鎖感がだだっ広い田舎の町に蔓延していて。ストリートカルチャーがブンブン唸りJKが殺戮映像に興奮、ラストのハルコも幻影か。新しい高畑充希が観られる。

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みている間ずっと「紀子の食卓」と「ローラーガールズ・ダイアリー」を思い浮かべていた。エンドクレジット出たところで“To All the Girls That Believe They Can … You Can!”て文字が透けてみえたよ

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解らないままに終わる映画だった。けどこの解らない感じが大事な映画なんだと思った。出てくる人みんな極端で、居るかもしれないけどズバリ当てはまる人はなかなか居ない。そう思って観ると安曇晴子の言葉の意味が噛み締めて美味い。

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『アズミ・ハルコは行方不明』
2016年12月3日公開
監督:松居大悟 出演:蒼井優 高畑充希 太賀 葉山奨之 石崎ひゅーい