主人公はヒーローでありながら生身の人間、キャストのほとんどが福島県白河市の一般市民であるにもかかわらず、2018年2月に都内で限定公開されるや否やクチコミが広がり、多くの観客が詰めかけた『ライズ -ダルライザー THE MOVIE-』。映画レビューサイトでも軒並み高得点を獲得、再上映を求める声が高まり、このほど、新たに編集を施したニューバージョン『ライズ ダルライザー -NEW EDITION-』が、2019年3月9日より公開されることが決定した。併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
ダルライザーとは、福島県白河市の名産である“ダルマ”と、「起き上がる」の意味の“ライズ”を組み合わせたヒーロー。本作では、自分で縫製したスーツを身に着けるだけの、まさに我々と同じ“普通の人”が、傷つき成長しながら、愛する者を守るため満身創痍で悪に立ち向かう姿を描く。
この“等身大のヒーロー”を生み出したのは、劇中でも自らダルライザーに扮する和知健明。東京で役者として活動後、白河市に帰郷。2008年に地元活性化のためダルライザーを始め、その活動は地方創生のモデルケースとして注目されている。本作のために『ダークナイト』(2008)などで採用された護身術、KEYSI(ケイシ)の創始者、フスト・ディエゲスに師事し、日本初のKEYSIインストラクターとなり教室を開講。さらには本作の常設館として白河市に映画館をつくるなど、桁違いの情熱によって自身の半生をモデルとした物語を作り上げた。
さらに、本作のテーマに賛同した福島県出身の人気アーティストが、スペシャルユニット「White Re:birth」を組み、主題歌を担当。メンバーは、BACK HORNの松田晋二(Ds)、SILENT SIRENのすぅ(Vo)、元WHITE ASHの山岡トモタケ(G)の3人。彼らが熱いメッセージを込めた主題歌「Arcier」が、エンディングをさらに盛り上げる。
■和知健明(原作・プロデューサー・主演) コメント
私がダルライザーというヒーローキャラクターを福島に生み出して10年が経ちました。その間、2011年に東日本大震災に見舞われました。あの時活躍していた自衛官や警察官、消防士を見て、私は自分が作ったヒーローに疑問を抱きました。これを果たしてヒーローと呼べるのだろうか、と。しかしコスチュームを纏い街に出て行くと、人々を笑顔にする事は出来ました。その時気づいたのです。「誰だってヒーローになれる」と。それを証明するために、街の市民をキャストに起用するというチャレンジを試みました。演技やスタント経験なんてゼロですが、必死にトレーニングに励む彼らの姿は正にヒーローでした。ストレス社会で自分を見失いがちな人は、きっと共感してくれることでしょう。そして見終えた後は、自分の中のヒーローに気づいて欲しいと思います。この映画は立ち上がる勇気を届けます。
『ライズ ダルライザー -NEW EDITION-』
2019年3月9日(土)より、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開
監督・脚本:佐藤克則
原作・プロデューサー:和知健明
出演:和知健明 三浦佑介 桃奈 山口太郎 佐藤みゆき 山﨑さやか 田村諭 宮尾隆司 赤城哲也 古川義孝 鈴木桂祐 鈴木裕哉 湯本淳人 緑川順子 フスト・ディエゲス 井田國彦
配給:ダルライザープランニング アムモ98
©2018 Dharuriser Planning