劇団EXILEの全メンバーが総出演する、3人の男たちの絡み合う運命を描くSABU監督最新作『jam』が12月1日より公開となる。このほど、11月1日にEXシアター六本木で行われた第31回東京国際映画祭での公式上映会にて、キャストである劇団EXILEの青柳翔、町田啓太、鈴木伸之、秋山真太郎、八木将康、小澤雄太、小野塚勇人、佐藤寛太、そしてSABU監督が登壇した。
本作は、EXILE HIROプロデュースによる完全オリジナル新作映画プロジェクトで、劇団EXILEのメンバーが総出演。『たたら侍』主演の青柳翔、ドラマ「中学聖日記」の町田啓太、ドラマ「あなたのことはそれほど」の鈴木伸之らが主演を果たす。
秋山、八木、小澤、小野塚、佐藤による大迫力の和太鼓パフォーマンスの後、劇中の演歌歌手・横山田ヒロシに扮した青柳が登場。ステージで演歌を熱唱する中、町田と鈴木も姿を見せ、大歓声を上げるファンにプレゼントを配った。
続いて行われたトークセッションで、ヒロシ役を演じた感想を聞かれた青柳は「現場では監督に楽しくディレクションしていただき、悪巧みをしながら一生懸命演じさせていただきました」とコメント。
瀕死の彼女の意識回復だけを望むタケル役を演じた町田は、印象的なシーンを聞かれると「ブラジャーをとるシーンで、普通にやっていたら監督から『もっといやらしく、いやらしくフリフリして』ってニコニコしながら言ってきて。だいぶ衝撃的でした(笑)」とSABU監督の異質な演出を暴露した。
刑務所からシャバに戻ったテツオ役を演じた鈴木は、MCから金槌アクションを絶賛されると「誰も怪我をせず、事故もなく、無事に撮影を終えることができました」とスッキリ顔。しかし一緒に戦った小澤から「腕が当たったんですよ、武器は柔らかいんですけど、ものすごく痛かったです」と告発されると、鈴木は「けが人がここにいました(笑)」と早くも前言を撤回した。
最後に劇団EXILEのメンバーが総出演することについて聞かれた青柳は「このような体験はなかなかないので、本当に貴重です。たくさんの方に観ていただけるように盛り上げていきたい」と作品をアピールしていた。
『jam』
12月1日(土)より新宿バルト9ほか全国公開
監督・脚本:SABU
エグゼクティブプロデューサー:EXILE HIRO
出演:青柳翔 町田啓太 鈴木伸之 秋山真太郎 八木将康 小澤雄太 小野塚勇人 佐藤寛太 野替愁平 筒井真理子
配給:LDH PICTURES
【ストーリー】 主人公は3人。場末のアイドル演歌歌手・ヒロシ(青柳翔)は、熱烈なファンに支えられ舞台では華やかに輝きながらも、いつも心に空虚感を抱えている。ある日のコンサート終わり、ファンの一人・雅子(筒井真理子)に付きまとわれ、そのまま彼女の暴挙に巻き込まれ、彼女の自宅に監禁されてしまう。一方、大切な彼女が瀕死の重傷を負ってしまい、毎日彼女の意識回復だけを望むタケル(町田啓太)。彼は、“善いこと”貯金をすれば、彼女の意識が戻るのではないかと信じ、毎日必死に生きる。そして、刑期を終え、刑務所からシャバに戻ったテツオ(鈴木伸之)。自分を刑務所送りにしたやくざに復讐を仕掛けるために、やくざ事務所に単身殴り込みをかける。彼らのストーリーが同時間&同じ街で交差し絡み合いながら、それぞれの人生の“因果応報”が巡り巡って行くのだった…。
©2018「jam」製作委員会