ジェイムズ・キャメロン、『アバター』の続編で革命を起こすと技術者たちに約束!

smpte_gala_james_cameron

The Hollywood Reporter

ジェイムズ・キャメロンは米国映画テレビ技術者協会(SMTPE)の100年祭で名誉会員に選ばれた際に、『アバター』の続編で技術的な革新を起こすことを約束した。The Hollywood Reporterが伝えている。

世界興収27億8000万ドルを記録し、現在も1位に君臨する『アバター』(2009)の続編に関して、監督であり技術イノベーター、開発者でもあるキャメロンは「私は今後も技術革新を推し進めていくつもりだ。私たちが現在取り組んでいる、よりよい機材、ワークフロー、ハイ・ダイナミック・レンジ(HDR)、ハイ・フレーム・レート(HFR)などに限ったことではない。私はまだ3Dに力があると信じている。だが、私たちはより高度な映写技術を必要としていて、究極のところでは、めがねなしで3Dが見られるようになると思っている。そこにたどり着きたいんだ」と語る。

さらにキャメロンは500人ほどの技術者たちに、「ムービー・マジックは驚くべきものでなければならない。それには新しい道具や技術を絶え間なく創造し続けることも含まれているんだ。観客の目は私たちがすでになし得たことに慣れている。だから私たちは常にその上を目指さなければならないんだ」と語った。

『アバター』のVFX監督であり、4度のオスカー受賞者であるジョー・レッテリに賞を授与されたキャメロンは、技術者たちから大きな拍手を受け、「皆さんは私の仲間です。エンジニアの皆さんに認めてもらうことは私にとってとても意味のあることです。ハリウッドの製作者としての栄光です。多くの天才たちと同じ部屋に座り、技術問題を解決していくことがとてもうれしいです」と話した。

彼は最後に断言した。「今の映画は以前のものよりも良いものにならなければならない。実際にそうなっているし、この先もそうあり続けるだろう。私たちが想像しうるものはなんでも、スクリーンに描き出すことができるのだ」と。