マーベル・コミックで高い人気を誇るキャラクター、ヴェノムを描くトム・ハーディ主演の映画『ヴェノム』が11月2日より公開となる。このほど、本作の日本語版吹替声優を務める中川翔子が特殊メイクによって“ヴェノム化”した写真がお披露目となった。
9月25日に公式Twitter(@VenomMovieJP)に突如、地球外生命体<シンビオート>に寄生されヴェノムとなったとある芸能人の映像がアップされ、様々な憶測が飛び交う中、その正体は、主人公エディ・ブロック(トム・ハーディ)の恋人、アン・ウェイング(ミシェル・ウィリアムズ)の吹替声優を担当する中川翔子であることが発表された。
ヴェノムは、正義感溢れる敏腕ジャーナリストのエディに<シンビオート>と呼ばれる意思を持った地球外生命体が寄生したことで誕生する、最も残虐な悪の存在。今回、そんな超人的かつ“最悪”な力を中川に与えたのは、世界的特殊メイクアーティストのJIRO。近年では特殊メイクや造形の枠を超え、広告やファッション界でも活躍している。全身手描きによってリアルに、そして長い舌は唯一特殊造形で、透明の液体を使ってヴェノムの“したたる舌”が見事に再現された。
今回のメイクについて、JIROは「ヴェノムと中川さんの骨格は違うので、バランスよく描くことを意識しました。中川さんの骨格を殺さないといけないところと、表面を立体感を含めた艶を表現するのが難しかったです」と約8時間にも及ぶ制作過程を振り返った。一方で、中川は自身に施されたJIROの特殊メイクについて、「私も絵を描いたりするのですが、JIROさんにとっては短時間の作業だったと思います。メイク中、ヴェノムの血管をエアブラシで迷いなく描いていかれるのは気持ちよさそうでしたし、メイクが仕上がった瞬間に『ヴェノムでしかないじゃん!』っていう完成度の高さと説得力がありました」と回顧。さらに、今回ヴェノム化したことで「ヴェノムの特徴的な舌で猫たちを高速でペロペロ舐めたいです!」と中川らしいコメントも寄せている。中川のヴェノム化までのメイキング映像は、映画公式SNS(@VenomMovieJP)で確認することができる。
『ヴェノム』
11月2日(金) 全国ロードショー
監督:ルーベン・フライシャー
脚本:スコット・ローゼンバーグ&ジェフ・ピンクナー ケリー・マーセル ウィル・ビール
出演:トム・ハーディ ミシェル・ウィリアムズ リズ・アーメッド スコット・ヘイズ リード・スコット
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
【ストーリー】 《誰もが望む、歴史的偉業》を発見した<ライフ財団>。それは、世界を変えるはずだった―。正義感溢れるジャーナリスト、エディ・ブロック(トム・ハーディ)は、そのライフ財団が人体実験で死者を出しているという噂を突き止めるために取材を試みるも、人体実験の被験者との接触により、“シンビオート”(地球外生命体)に寄生されてしまう。この意思を持った生命体が語りかける声が聞こえ始めたエディの体には、とてつもない変化が起きていた。彼の中で解き放たれた<悪>が、体を蝕み、増殖していく―。エディと一体となったヴェノムは、「俺たちは―ヴェノム」と名乗りをあげ、ヴェノム誕生の時がついに訪れた!
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