元理学療法士の経歴を持つ榊原有佑監督が自身の経験を元に描く、三浦貴大主演の映画『栞』が10月26日より公開となる。このほど、本作の場面写真がお披露目となった。
本作は、真面目な性格で、献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉を通して描く、命の物語。監督は、初監督作の短編映画『平穏な日々、奇蹟の陽』で、アジア最大の国際映画祭「Short Short Film Festival 2014&Asia」のJAPAN部門にノミネートを果たし、Jリーグ・FC東京の2015シーズンを追ったドキュメンタリー映画『BAILE TOKYO』も手掛けた榊原有佑が務める。本作は、公益社団法人日本理学療法士協会の全面協力を得て制作された。
主人公・高野雅哉を演じるのは、安定した演技で定評のある若手実力派の三浦貴大。雅哉と向き合うことになる元ラグビー選手の患者を、個性的な演技で注目を集め、2019年1月には企画・主演を務めた映画『デイアンドナイト』の公開を控える阿部進之介が演じる。さらに、雅哉の妹役に白石聖、職場の同僚に池端レイナら若手が集結。そして、雅哉の祖父役に時代劇の斬られ役として知られる福本清三、父役には数多くのドラマ・映画で存在感を放つ鶴見辰吾といったベテラン俳優陣が脇を固める。
『栞』
10月26日(金)より新宿バルト9ほか全国順次公開
監督:榊原有佑
脚本:眞武泰徳
共同脚本:岡本丈嗣
音楽:魚返明未
主題歌:西川悟平「Winter」(作曲Liam Picker)
特別協賛:公益社団法人 日本理学療法士協会
出演:三浦貴大 阿部進之介 白石聖 池端レイナ 福本清三 鶴見辰吾
配給:NexTone
【ストーリー】 真面目な性格で、献身的に患者のサポートに取り組む理学療法士の高野雅哉。幼い頃に母親を亡くし、現在は父親の稔、妹の遥と離れて暮らしている。そんなある日、雅哉が働く病院にしばらく会っていなかった父・稔が入院してくる。日に日に弱っていく稔の姿、担当患者の病状が悪化するなど理学療法士として何が出来るのか自問自答の毎日で無力感に苛まれる。しかし、そんな時ラグビーの試合中にケガをした新たな入院患者を担当することになった雅哉。その入院患者の懸命に生きようとする姿に感化され、徐々に仕事への熱意を取り戻していく雅哉だったが…。病院という身近な人の死を経験する場所で理学療法士として雅哉の選択していく生き方とは…。
(c)映画「栞」製作委員会