【発売記念イベント】『アマデウス』三ツ矢雄二がもう思い残すことはない!とBDの出来に自信

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モーツアルトの半生を描き、第57回アカデミー賞作品賞ほか全8部門を受賞した『アマデウス』。30年前、テレビ朝日の「日曜洋画劇場」で初めてTV放送され、その30周年を記念してリリースされた『【初回限定生産】アマデウス 日本語吹替音声追加収録版 ブルーレイ』の発売記念イベントに、主人公アマデウスの吹替えを務める三ツ矢雄二が登場。

日本語吹替え音声が初収録され、ディレクターズ・カット版本編に合わせて、欠落している日本語吹替え音声も追加収録された今回のブルーレイの発売について、昨日62歳になったばかりという三ツ矢は「若いときの代表作だが、自分の声の音声が入ったものがリリースされていないことがずっと心残りだった。追加シーンまでやらせてもらえて、もう思い残すことはない」と嬉しそうに語った。

追加部分の演出は、30年前に日本語吹替え版を演出した佐藤敏夫が担当し、現場に30年前に使われた台本を持参しての収録となったとのこと。その台本を見ながら三ツ矢は、「佐藤敏夫さんは当時、洋画の吹替えで佐藤さんに演出を受けると一人前と言われるほどの巨匠で、佐藤さんから“あの笑い声ができるか?”とお声がけいただいて、「ウヒャヒャヒャヒャーッ」とか「フホホホホホーッ」とか、とにかく“生きている笑い袋”みたいに笑い声を練習しました。台本の細かい書き込みを見ると当時のご苦労が見えますが、今回の追加収録はとてもスムーズで私も30年経って成長してるのかなと嬉しかったです」と収録を振り返った。

「オペラやクラシック音楽のすばらしさにふれることができる作品。尺が長いので何度も観られないかもしれいが、英語版でしか観ていない方は情報量の多い日本語吹替え版でも観ていただきたいし、年代の節目に観るとまた見方が変わるので、是非ブルーレイを手元に置いて何度も観てほしいです」とPRした。

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あごの骨格が似ていると声が似るという説があるという話で、三ツ矢は「30年前はシュッとしてました(笑)。(あごの骨格が似ているから)この役に選ばれたのかも」と苦笑。
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キャストと声優のカードも封入される。もちろん三ツ矢のカードも封入され「なぜか入ってるんです、、本当にごめんなさい(笑)!」と詰めかけたファンたちを笑わせた。

LD-BOXにのみ収録されていた、納谷悟朗と納谷六朗が吹替えを務めたピーター・シェーファー(原作・脚本)とミロス・フォアマン監督の幻の音声解説も収録。この音声解説はレアすぎ!