【衝撃の告白】『疾風ロンド』阿部寛、大倉忠義、野間口徹が雪に埋めてしまいたい過去とは?

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(左から)野間口徹、濱田龍臣、堀内敬子、戸次重幸、大島優子、阿部寛、柄本明、志尊淳、麻生祐未、吉田照幸監督

11月26日公開の『疾風ロンド』の完成披露プレミアムイベント&完成披露舞台挨拶がアーバンドッグららぽーと豊洲で行なわれた。多くのファンが集まる中、監督と主演の阿部寛、共演の大倉忠義、大島優子らキャスト総勢11名が、雪山を舞台にした本作にちなんだホワイトカーペットに登場。

役名のないホテルのフロント係役の野間口は、「こういったイベントに役名のない人間が立つのは初めてではないでしょうか?」とコメント、大倉との共演シーンがなくて残念だったいう堀内は「次は頑張ります!」と宣言。
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戸次は“犯人なのにすぐに死んでしまう”役という変わった役柄であることを紹介。
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大島は「ファンの皆さんから“ちっちゃい”という声がチラホラ聞こえましたが、お隣が大きいというのもありますよ!」と笑いを誘った。
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ホワイトカーペットイベントでの質疑応答の様子。

MC:雪山での撮影はいかがでしたか?
阿部:撮影は今年の3月ごろでしたが、僕が行った頃には皆さん先にいて、雪が溶けるくらい暖かいと聞いていたんですが、僕が行った日だけものすごい寒くて、前にエベレストで撮影したこともありましたが、それ以上に寒かったんで(笑)。その日だけだったんですけど。あとは本当に暖かくて。
大倉:そーですね。意外と日が出てて暖かったので、この作品で関わった中で今日が一番寒いです。
MC:キャストの方との思い出とかは?
大倉:あ、今のじゃダメでしたか(笑)? 撮影が17時までなので皆さんと野沢温泉に入ったり、食事したりしたのがいい思い出です。

大島:今年の野沢温泉は、80年に一度くらいの雪が降らない年で、私と大倉さんは、阿部さんより10日間くらい先に撮影に入っていて、阿部さんが来る前に雪がなくなっちゃうんじゃないかって心配しましが、阿部さんが来た日は大雪で、さすが!雪男さんだなと思いました(笑)。

堀内:私、行ってないんですけど(笑)、皆さんが雪焼けした楽しそうな姿を見ただけでした。私は野沢に行くというシーンはあって、雪降らしがあったんですが、すごくスタッフさんが細かく雪をやっていたんですが、本当に一瞬で、そこをじっくり見ていただきたいです。

戸次:僕は雪山行ってますよ! スキーを履いて生物兵器をまく設定だったので、スキーができるか前もって聞かれていたんですが、北海道出身なんで高校までスキーはやっていました。25年ぶりにスキーを練習して臨んだんですけど、撮影中はほぼスキーを履いて歩いていたので、練習の必要があんまりなかったんじゃないかっていうくらいで(笑)。僕が行ったときは大雪で非常に雰囲気のあるオープニングになりました。

濱田:僕は、(共演者の)望月歩くんと前田旺志郎くんと3人で同じ部屋に泊まって、一緒にスノボの練習をしたり、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、修学旅行みたいで楽しかったです。(父親役の阿部さんとは)身長の話を、どのくらい伸びているの?とか言っていただいてすごく優しかったです。
阿部:あの時期すごく成長期でものすごい食べてたんですよ濱田くん。太るからやめろって言ってたんだけど、次の日ムックリした顔で。最近痩せたんだよね?
濱田:そうですね、頑張りました。

志尊:僕は雪山での撮影はなかったんですが、ホテルに露天風呂があって脱衣所から見てみたら、一人でムロさんが露天風呂をたしなんでいて、まだご挨拶もしていなかったので、ここで会うのは違うなと思って、脱衣所で時間を潰していて。それでムロさんが上がってきて、「今、貸し切りだから入りなっ」って言ってくれて、その会話が印象的でした。

野間口:僕にも聞きます? フロントから出てないんで(笑)。正直阿部さん以外と絡んでもいないので風呂での思い出とかもないですし、行ったときは皆さん帰られてましたし、ありません! 
MC:阿部さんとの共演は?
野間口:それはもう刺激的な! なんて言えばいいんですか(笑)? 楽しかったです。撮影も半日くらいで終わってるんで、ここにいること自体が不思議で、狐につままれているような気分です。

麻生:スキー場の頂上近くのレストランでの撮影だったので、毎日スノーモービルとかで登ったり下りたりするのがとっても気持ちが良くて毎日楽しみでした。

柄本:とにかく雪山には行ってません! 阿部ちゃんと堀内さんとやってました。阿部ちゃんがまた背が伸びてんじゃないかと、会うたびに伸びてるような気がするんですよね。
阿部:伸びてないから大丈夫ですよ、安心してください。
柄本:まぁそんな感じで楽しくやらせていただきました。

監督:撮影はすごく楽しかったんですけど、民宿に帰ろうとして歩いていたら、後ろからパーカーを着た男の人が「どこ行くんですか?」って声かけられて振り向いたら大倉さんが一人で徘徊していて、そういう時は「監督」とかひと言声をかけていただかないと、僕は襲われると思って逃げようとしたことを覚えています。

MC:撮影中に思わず笑ってしまったシーンは?

阿部:笑ってしまったというか、大倉くんと初めてのシーンで2人で穴に落っこちているというシーンがあったのですが、いじめなのか監督がカットをかけてくれなくて、気まづくなって、でも大倉くんはどっか逃げて行っちゃって、どうしようかなと思ったらそこに穴が開いてたんでそこに落ちて。それしっかり本編に使わてました。靴も(別のシーンと)違ったんですが、CGでうまく処理してあって。完全にアドリブのシーンです。
MC:大倉さんはなんで行ってしまったんですか?
大倉:たいしてすることがなかったんで、ひとまず退散ということで。僕は、リハーサルのときから阿部さんが穴に落ちているっていうだけでニヤニヤしてしまって。こんな大きな方が小さくなっていて、笑いを我慢していました。

大島:今日、ここにいないので言わせていただきますが、ムロツヨシってずるいですよね。顔見ているだけで笑っちゃうんです。大倉さんとのシーンが多かったんですが、そこにチョコチョコいるムロツヨシが面白くて。ムロさんが撮影の合間にすぐ「オイ!大島!」とか言ってくるんですけど無視してました(笑)。

MC:雪山に埋めて隠してしまいたいものはありますか?

阿部:この世界に入る前に、自分で歌がうまいと思っていて、中学生くらいのときにクラスの発表会みたいなのがあって歌わされてたんですけど、3年生の卒業の時にそれぞれのクラスで出し物みたいなのがあって、ギターが弾ける子とクリスタルキングの大都会を歌って、最初の高音部分を任されて、「(高音が)出ない」って言ってるのに「大丈夫」だって言われてやったんですよ。最初の1フレーズは出たんですが、あとはもう志村けんさんみたいな声になちゃってすごい恥をかいて。それから3年間くらいそれを思い出すだけで顔が真っ赤になってましたね。

大倉:僕もこの世界に入る前に、林間学校で先生が恐い話をしているときに、好きな人が横にいたんですけど、思いっきりおならをしてしまって。隣のやつに「お前、屁こくなよ」ってごまかしたんですけど、完全に僕だったんで、恥ずかしかったです。

大島:私はないので、野間口さんに教えてもらいたいです(笑)。

野間口:そうですね。実家を出てから25年経ちますが、自分の勉強机のいちばん下の引き出しにエッチな本を入れてまして、それを埋めてしまいたいんですけど、今その机を親が使ってるんですね。なので実家もろとも埋めてしまいたいです!

劇場に移動して完成披露舞台挨拶に。

「すごく大きなスクリーンで迫力のある映像を楽しんでもらえてうれしい」と濱田。
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ゲレンデマジックで一番かっこよく見えたのは?という質問に麻生は「大島さん! 立ち姿も何もかもかっこ良くてファンになりました」。
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柄本は「阿部ちゃんはいつも(身長が高くて)上から目線」と笑いを取る。
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劇場の受付で、完成披露試写に来た客と間違えられた堀内。「こういうのは野間口さんの十八番なのに、私もやった!」と嬉しそうに語る。
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堀内のコメントを受けて野間口は「3度見されてやっと気づかれました」。
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30年ぶりにスキーをしたという阿部。スキーウェアの衣装が昔ながらのタイツのようなものだったが、足が長過ぎたため特注! その姿を見た大島は「さすがモデル出身で素敵に着こなしていました」と語った。
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スノーモービルを自分で運転したという大倉は、「顔が見えないけど僕って思って見てほしいです」とアピール。一方スキーはほとんど初心者だった大倉は、阿部に「大倉くんが転がっていて30年ぶりの僕も安心しました」とネタにされていた。