巨匠スティーヴン・スピルバーグが恐竜に命を吹き込み、映画史に偉大な足跡を残した『ジュラシック・パーク』シリーズ。2015年に新たにスクリーンに登場した『ジュラシック・ワールド』の続編にあたるシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』が7月13日に全国ロードショーとなる。このほど、6月22日の全米公開に先立ち、現地時間6月12日に米ロサンゼルスのハリウッドにあるウォルト・ディズニー・コンサートホールにてワールドプレミアが開催され、主演のクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、ジェフ・ゴールドブラムらキャスト陣、メガホンを取ったJ・A・バヨナ監督、製作に参加したスティーヴン・スピルバーグ、コリン・トレボロウが登場した。
崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」のゲートにはじまり、新シリーズ1作目の『ジュラシック・ワールド』にも登場した大人気アトラクションの乗り物「ジャイロスフィア」、そして大きな口を開けてこちらを威嚇するT-レックスや、会場のそこかしこに潜むシノケラトプス、プテラノドンといった恐竜たち、さらにはLEGO®で制作されたジープの上を陣取り会場を見渡すヴェロキラプトルのブルーなど、映画の世界観にあわせて超豪華に装飾されたプレミア会場。お気に入りの恐竜を持参したり、ヴェロキラプトルのマスクを身に着けたりと、ジュラシック愛に溢れたファンがひしめき合い、一部道路を封鎖しての壮大な演出で熱気に包まれる中、遂にレッドカーペットイベントがスタートした。
恐竜と心を通わせる主人公のオーウェンを演じたクリス・プラット、元「ジュラシック・ワールド」の運営責任者で本作では恐竜保護グループ(DPG)を立ち上げるクレアを演じたブライス・ダラス・ハワード、オーウェンらとともに恐竜を助けに島へ向かうDPGのシステム・スペシャリストのフランクリンを演じたジャスティス・スミス、同じくオーウェンとともに島へ向かうDPGの恐竜獣医ジアを演じたダニエラ・ピネダ、物語の鍵を握る少女メイジーを演じたイザベラ・サーモン、シリーズのレジェンドであるマルコム博士を演じたジェフ・ゴールドブラム、初参戦となる本シリーズで監督に大抜擢されたハリウッド注目の鬼才J・A・バヨナ、前作の監督であり本作では製作総指揮・脚本を務めるコリン・トレボロウ、そして『ジュラシック・パーク』(1993)で恐竜に命を吹き込み、最新作では製作総指揮として名を連ねるスティーヴン・スピルバーグらが登場すると、会場からは万雷の拍手と大歓声が巻き起こった。世界的大作を引っ提げた豪華メンバーを目の前に、会場に集まったファンたちは次から次へとサインやセルフィーを求め、クリス、スピルバーグをはじめとする面々も喜びに溢れた様子で快く応じた。
クリスはトムフォードのスーツを身に纏って颯爽と登場。ワールドプレミアを迎えた心境について「すごくいい気分だよ!こんな盛大なプレミアにいるなんて信じられない気分だ。すでにいろんな国で公開されているけど、みんな楽しんでくれているみたいでとても嬉しいよ」とコメント。また本イベントにも参加し、1作目で活躍したレジェンド的存在であるスティーヴン・スピルバーグやジェフ・ゴールドブラムについて、「さっきスティーヴン・スピルバーグと会話をして、それにすぐそこにはジェフ・ゴールドブラムもいるけど、なんだか夢のような気分だよ」と満ち足りた様子だった。
ブライスはローラン・ムレの真っ赤なドレスで身を着飾って登場すると、「ここに来られて最高の気分よ。たくさんのスタッフ、キャスト、そして私自身におめでとう!って言いたいわ!クリスは最高の相棒よ!」とコメント。シリーズ25周年を迎えたことについて問われると「私は1作目を12歳の時に観たの。そして、11歳になる息子がこの作品を観ているわ。それって素晴らしいことよね」と感慨深げに明かした。
妻のエミリー・リビングストンと登場したジェフは「すごく楽しいよ。この映画にまた戻って来られたことは本当にラッキーなことだと思っているよ。スピルバーグに、素晴らしいキャスト、コリン・トレボロウやJ・A・バヨナ…本当に嬉しいよ」と喜びを露にした。監督を務めたバヨナは「夢のようなキャストたちとここに来ることができて本当に素晴らしいよ!」と笑顔でコメント。続けて、本作について「この映画は『ジュラシック』シリーズのなかでも、エモーショナルな部分がしっかりと描かれている作品だと思う。それに映画を作る序盤でコリンとサスペンス部分を増やそうと話していたから怖いシーンも沢山あるんだ。でも楽しさも溢れている!楽しいサスペンスさ!」と自信を覗かせた。
元祖『ジュラシック』シリーズの生みの親のスピルバーグは「僕がこの映画で好きなのは涙がこぼれてしまうようなエモーショナルなシーンがあるところなんだ。J・A(・バヨナ監督)は1作目で私ができなかったことをやってのけたと思うよ!」と、最新作とバヨナの功績に太鼓判。25年にわたる『ジュラシック』シリーズの歴史について聞かれると「自分の子供がどこかの養子になって、それが素晴らしい形で成長していたら嬉しくないかい?そんな気持ちだよ」と25年にわたるジュラシック愛を明かした。錚々たるキャスト・スタッフ陣が一堂に会し、LAが一瞬にして「ジュラシック・ワールド」の世界へと変貌した盛大なワールドプレミアは、会場の興奮さめやらぬ中、幕を閉じた。
『ジュラシック・ワールド/炎の王国』
7月13日(金)全国ロードショー
監督:J・A・バヨナ
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ コリン・トレボロウ
キャラクター原案:マイケル・クライトン
脚本:デレク・コノリー コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット ブライス・ダラス・ハワード B・D・ウォン ジェームズ・クロムウェル テッド・レヴィン ジャスティス・スミス ジェラルディン・チャップリン ダニエラ・ピネダ トビー・ジョーンズ レイフ・スポール ジェフ・ゴールドブラム
配給:東宝東和
【ストーリー】 ハイブリッド恐竜インドミナス・レックスとT-レックスが死闘を繰り広げ崩壊したテーマパーク「ジュラシック・ワールド」を有する島、イスラ・ヌブラル島では“火山の大噴火”の予兆がとらえられていた。迫り来る危機的状況の中、人類は恐竜たちの生死を自然に委ねるか、自らの命を懸け救い出すかの究極の選択を迫られていた―。そんな中、恐竜行動学のエキスパート、オーウェン(クリス・プラット)はテーマパークの運営責任者だったクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と共に、恐竜を救い出すべく行動を起こす事を決意、島に向かったその矢先、火山は大噴火を起こし、生き残りをかけた究極のアドベンチャーが幕を開ける!
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