「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」というタイトルで、2010年「Yahoo!知恵袋」に投稿された質問はたちまち話題を呼び、ボーカロイド曲に派生したのち翌年にはコミックエッセイ化。一大ブームを創り上げた伝説の投稿が、『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』として実写映画化され、6月8日に公開初日を迎えた。本作の公開記念舞台挨拶が、6月9日に角川シネマ新宿にて行われ、主演の榮倉奈々、安田顕、大谷亮平、野々すみ花、李闘士男監督が登場した。
多数の宣伝活動を安田と共に行ってきたという榮倉。「やっと安田さんと距離が近づいてきたかなと思ったら(宣伝も)終わりで…」と少し残念そう。「オリンピックぐらいの周期で会えています」と榮倉が述べると、安田が「次に会うときは50代と30代半ば」とポツリ。すかさず榮倉が「その頃には、またゼロの関係性に戻って、埋め直さないといけない」と本音を漏らして会場を爆笑させた。
そんな榮倉は安田に対し「気遣いの人なので、本当に何を考えているか全然分からない」と指摘。安田は「本当に楽しかったの!楽しい、楽しい!ナックスといるより、あなたといたほうが楽しい!」と自身が所属する演劇ユニット名(TEAM NACS)を出して本気度をアピールし、「それは嬉しいけど(笑)」と榮倉を喜ばせていた。
宣伝のキャッチコピー「“死んだふり”が、世界を救う!?」にちなみ、「◯◯が世界を救う!?」の◯◯の部分をキャスト陣が考えて発表する企画も。「おこづかいが夫婦を救う」とした安田は、自身がおこづかい制だと明かし、「あればあるほど使ってしまう。管理してもらった方が私はいい。そうすれば、何も悪いこともしないし」とメリットをあげ、独身の大谷にも「結婚したら、おこづかい制にしてもらいなさい」と指南していた。
イベントでは、本作の原作者であるK.Kajunskyと奥さんから、サプライズでメッセージが読まれる場面も。最後には、予告編でもおなじみのワニにちなみ、ケースに入った本物のワニが登場。ワニの名前をつけて欲しいと頼まれた榮倉は「ツマフリ」と名前をつけて、イベントは和やかに終了した。
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』
6月8日(金) ロードショー
監督:李闘⼠男
原作:「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」
脚本:坪田⽂
主題歌:チャットモンチー「I Laugh You」(キューンミュージック)
出演:榮倉奈々 安田顕 大⾕亮平 野々すみ花
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 サラリーマンのじゅんが仕事を終えて帰宅すると、⽞関で妻のちえが口から血を流して倒れていた!動転するじゅんだが、「ククク…」と笑うちえの傍らにはケチャップ。ちえは死んだふりをしていたのだ。それからというもの、家に帰るとちえは必ず死んだふりをするようになった。ある時はワニに喰われ、ある時は銃で撃たれ、またある時は頭を矢で射抜かれ…次第にエスカレートしていく“死んだふり”。最初は呆れるだけのじゅんだったが、何を聞いても「月が綺麗ですね」と笑うだけのちえにだんだん不安を覚え始める。寂しいだけなのか、何かのSOSのサインなのか―。ちえの謎の⾏動には、“秘密”があった。
(C)2018「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」製作委員会