ジャン=リュック・ゴダール監督作『中国女』の主演女優であり、ゴダールの2番目の妻でもあったアンヌ・ヴィアゼムスキーの自伝的小説を映画化した『グッバイ・ゴダール!』が、7月13日より公開となる。このほど、本作でアンヌ・ヴィアゼムスキーを演じるステイシー・マーティンが5月下旬予定で来日することが決定した。
若くしてゴダールと出会い、そのミューズとなったアンヌ・ヴィアゼムスキーを演じるのは、『ニンフォマニアック』で主人公ジョー(シャルロット・ゲンズブール)の若き日を演じ、鮮烈なスクリーンデビューを果たしたステイシー・マーティン。本作では、「天才」と称され世界から注目されていた時代の寵児ゴダールと出会い、刺激的で親密な日々を過ごしていく中で、少しずつ大人へと変貌を遂げていくアンヌの姿を生き生きと演じる。
フランス人の父とイギリス人の母に育てられたステイシーは、両親と共に7歳から13歳まで日本に住んでいたという経歴を持つ。女優業では、ラース・フォン・トリアー監督の『ニンフォマニアック』以降も、イタリアのマッテオ・ガローネ監督の『五日物語 3つの王国と3人の女』やイギリスの俊英ベン・ウィートリー監督の『ハイ・ライズ』、そしてリドリー・スコット監督の『ゲティ家の身代金』(5月25日公開)に出演。さらに、モデルとしてMiu Miu初のフレグランスの広告塔に抜擢され、注目を集めている。
『グッバイ・ゴダール!』
7月13日(金)新宿ピカデリーほか全国順次公開
監督:ミシェル・アザナヴィシウス
原作:アンヌ・ヴィアゼムスキー
出演:ルイ・ガレル ステイシー・マーティン ベレニス・ベジョ
配給:ギャガ
【ストーリー】 もうすぐ19歳のアンヌは、パリで暮らす哲学科の学生。そんな彼女の人生に驚きの出来事が起こる。映画を変えたと世界中から注目される天才監督ジャン=リュック・ゴダールと恋に落ち、彼の新作『中国女』で主演を飾ることになったのだ。新しい仲間たちと映画を作る刺激的な日々、そしてゴダールからのプロポーズ…。生まれて初めての体験ばかりの毎日に、アンヌはあらゆることを夢中で吸収していくが、パリの街ではデモ活動が日に日に激しくなり、ゴダールは次第に革命に傾倒していく―。
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